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令和6年9月能登半島豪雨の現状とお願い

9/20~9/21にかけての能登半島での記録的な豪雨によって輪島市、珠洲市、能登町といった奥能登の市区町村で大きな被害が発生しています。大雨から1週間経ちますが、行方不明者の捜索、断水、食料や生活必需品を販売するスーパーは休業中、流れてきた土砂や流木による生活道路の寸断といった状況が続いている地区もあります。そしてなにより、元旦の地震に引き続いてのこの豪雨で、被災者のみなさんは精神的に過酷な状況にあります。義援金や募金など、金銭的な支援窓口をいくつか以下に記載します。ポイントなどからも支援できるシステムがあるので、余ってる小銭みたいなポイントがあればどうか奥能登へください。

・石川県、日本赤十字社石川県支部、石川県共同募金会連携義援金
(銀行振り込み、募金箱への募金)

・Yahoo!基金 令和6年9月能登半島豪雨災害 緊急支援募金
(クレジットカード、Vポイントからの募金)

・楽天クラッチ募金 令和6年9月能登半島豪雨災害支援募金
(楽天銀行、楽天カード、楽天ポイントからの募金)

・Lawson 令和6年能登半島豪雨災害支援募金
(Pontaポイント、dポイントからの募金)


輪島市の町野地区という場所でボランティア活動してきたので、記録のためと周知のために記事を書きます。以降、被災地の状況を写真を交えて書いていきます。


※これ以降、豪雨・土砂災害の写真を添付しています。見たくない方もいらっしゃるかと思いますのでご自身の責任で閲覧をお願いいたします。また本記事中の情報は執筆時(2024/9/29 16時)の情報です。


2024年9月28日AM7:15出発、AM10:15頃町野地区到着。
ボランティア受け入れセンターとなっている中学校へ。受付でGoogleフォームのアンケートからボランティア受付。ホワイトボードには、その日にボランティアを必要としている施設や個人宅の情報と必要人数が記載されていた。私たち4人のボランティアは、個人宅の片付け作業を任される。中学校から徒歩5分ほどの個人宅へ移動。この地区は土砂崩れによって川が堰き止められ、越水した川の水によって浸水被害が起こったと聞いた。最大で、大人の腰の高さまで浸水したようだ。防塵用の安全メガネとN95サージカルマスクを受け取り移動。

町野地区に続く道の様子。道路に堆積した流木や土砂はあらかた除去されていた
地区の自家用車はほとんど浸水してダメになったと聞いた

個人宅から家財を搬出するのが主な仕事だった。畳、テーブル、ソファ、椅子、テレビ、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、神棚その他神具、布団、座布団、家具はもちろん書類や写真など大事なものも含めすべて一旦泥まみれの家から運び出した。水はもちろん引いているが、家庭で作るカレーくらいの粘度の泥が足首の高さくらいまで堆積していた。そもそもこの個人宅は、1月の地震で被害を受け、住めるように修復を続けているさなかでのこの豪雨被害だったそうだ。この秋に購入したであろう未開封の30kgの米袋を運び出すのは、無関係な私でも心苦しかった。

この泥のなかから家財を搬出する。水を吸って泥をかぶったすべてのものが重くなっていた。

人が足りていないが、受け入れる体制もまだ盤石ではない。そんな印象だった。ボランティアセンターも、行政職員ではなく、町の人たちのワーキンググループによって結成されていたようだった。今後、支援物資やボランティアは増えていくと思うが、それを受け入れ、過不足なく必要なところへ采配するシステムが急務だと感じた。(災害が発生してから、被害地域の県や自治体にそれをしろというのは無理なので、防災省的な機関が該当自治体の行政を代わりに履行するのがベストだと思う)



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