15歳。野球がグーンと上手くなった瞬間
練習をたくさんしたからと言って、必ずしも打てるようになるわけではない。練習に比例して、技術や結果が伸びるわけではない。
でも、ある時、何かをきっかけに、グーンと上達する瞬間がある。僕にはあった。
それは、中学3年の5月頃だったと思う。
ある時、YouTubeで野球の動画を見漁っていた。どんな傾向の野球の動画を見ていたかは、あまり記憶にないが、「きっかけ」となった動画は鮮明に覚えている。
ヤクルトの青木宣親選手の打撃の「進化」に迫る、という動画だった。
端的にまとめると、当時シーズン200本安打を達成した青木宣親選手の躍進の要因は、バットを寝かせ、重心を低くし、下半身主導のバッティングフォームにしたことにあった。という内容だった。
この動画を見た僕は、早速その日からバッティングフォームを寝かし、重心を低く構え始めた。
高橋由伸選手に憧れていた僕にとって、それは大きなフォーム改造だった。
今年(27歳)のフォームだけど、こんなイメージ
そのフォームにして初めての試合で、センターをライナーで越えるランニングホームランを含む3安打猛打賞。その日以降、明らかにヒットの数が増え、学校のネットを越える長打の数も増えた。
バットを寝かす、重心を低くする、そんなシンプルなことを試しただけで、今までの練習・経験と「きっかけ」を組み合わさり、一気に上達した。
振り返ると、当時(14年くらい前?)のYouTubeの情報量でそのきっかけをつかめたのだから、今の学生の選手たちは「きっかけ」「ヒント」が本当にたくさん転がっていて、羨ましいなと思う。
周りのスポーツをやってきた、今も楽しんでいる人たちに、「そのスポーツがグーンと上手くなった瞬間は?その理由は?」と聞いてみたい。
ありがとうございます!大切に使わせていただきます!