プロジェクトの成功確度を向上させる、”6つの視点”
こんにちは。SAKUSEN TOKYO代表取締役の堀昌之です。
今日はプロマネのお話です。
弊社SAKUSEN TOKYOは、クライアントの様々なプロジェクトをPMOとしてサポートしています。
組織改革から、社内文化創造と定着、マーケティング、CX、人材開発など、
多種多様のプロジェクトに創業以来、PMOとして伴走してきました。
PMOとは「Project Management Office」。
プロジェクトが成功するために、プロジェクト自体を管轄し、運営する役割を持っています。
我々は起業して12年になりますが、現在まで500近いプロジェクトに携わってきました。
もちろん、成功するプロジェクトもあれば、失敗するプロジェクトもありました。
この記事を読んでいる皆様も、様々なプロジェクトに関わっているのではないでしょうか?
そして、「どうしてプロジェクトって、こんなにうまくいかないんだろう?」と
苦しんだ経験もあるのではないでしょうか?
”では、何故プロジェクトは失敗するのか?”その原因を突き止め可視化し、
失敗を回避できれば、みなさんが実行するプロジェクトはより成功確率を挙げられるのではないか?
去年から弊社の経営チームで議論を重ねてきました。
プロジェクトの失敗とは、そこにある”不確実性”を乗り越えられなかったことの証左でもあります。
この不確実性を削減することが、プロジェクトに関わる人の命題であると我々は考えています。
昨年2024年の12月24日に弊社が発表した、プロマネの思考フレームワーク、
Project Management 6P elements(商標登録出願中/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000109183.html)は、
我々SAKUSEN TOKYOが出した一つの答えでもあります。
「プロジェクトマネージャーが、6つの視点をもち、
その6つの領域のマネジメントを実行できれば、不確実性を潰せる」。
もし、あなたがプロジェクトマネージャーならば、6つの要素との戦いを受け入れ、
オプティマイゼーションを実行するのです。以下の図を御覧ください。
プロジェクトは①People ②Purpose③Property④Process⑤Planning⑥Performanceの
6つの要素から成り立っているという概念です。
そして、この6つの領域の不確実性を減らし、インシデントの発生を抑えることができれば、
成功の確率を引き上げられる可能性が高まるという考え方です。
6つの領域で実行するべきことをもう少し詳しく書きます。
以上6つが、6P elements(商標登録出願中)の概要です。
今、みなさんが関わっているプロジェクトを6つの要素に分解し、
それぞれがどのように機能しているかなどを評価することをオススメします。
当たり前のことですが、すべてが上手く行っているプロジェクトは
ほとんどないのではないか?と思っています。
もし上手く行っていない領域があるのなら、
そのエラーをプロジェクトマネージャーが全力で解決する努力をしてみる。
私個人の経験になりますが、一つの領域のエラーを解決するだけでプロジェクト全体が一気に加速することも多々あります。
6P elementsの話に戻します。
プロジェクトマネジメントというと、
④Process⑤Planning⑤Performanceの最適化がメインと考えられるし、
実際のプロジェクト運用には特に④のProcess管理がメイン業務にはなります。
何故ならば、プロジェクトには”納期”があるからです。(”納期こそ神”はプロマネ界の鉄の掟)。
いつまでに何をすれば良いのか?インシデントが起きた場合にどう対処すれば良いのか?など
Processの徹底的な管理は重要になってきます。
それに応じて、どのような品質を実現するために何をPlanningするのか?
そのプランの効果をどうPerformance評価するのか。
つまり、④Process⑤Planning⑤Performanceの連動は
プロジェクト自体を”うまく回す”上で最も重要な3つのelementsであることは間違いはないです。
しかし、一方で、プロジェクトに関わる”人”や”チーム”は当たり前ですが、
”マシーン(機械)”ではありません。
そこには感情があり、個人のマインドやスキルにおいて”個性”があります。
個人がやりたいことや目指す未来も違えば、
その企業やチームに対するエンゲージメントやロイヤルティにも差がある。
「この個人の相違点を可視化し、チームの連動をどう図り、
チームとしてどう機能していくか?」を定義することで、
プロジェクトの不確実性は確実に減らすことができる。
我々SAKUSEN TOKYOはプロジェクトはまず、”team alignment”が重要であると考えています。
つまり、①People ②Purpose③Propertyの3つのelementsのオプティマイゼーションが、
プロジェクトの成功可否に大きく関わっていると考えています。
「このプロジェクトに関わる人の能力をどう引き出し、どうモチベートするか?」
「チーム全員で北極星にたどり着いたとき、チームはどのような喜びを得ることができるか?」
「企業や組織、そのマインドや制度やシステムなどをどのようにプロジェクトに活かすか?」
これら3つの問いをプロジェクトに組み込み、
その答えを出すことでプロジェクトチームの能力を最大限に引き出すことが重要です。
これが①People ②Purpose③Propertyのオプティマイゼーションです。
④Process⑤Planning⑥Performanceの実行領域でのオプティマイゼーション。
そして、①People ②Purpose③Propertyのアラインメント領域でのオプティマイゼーション。
計6つの要素におけるエラーを抽出し解決することで、
不確実性は乗り越えることができると我々は考えています。
ぜひ、みなさんが関わるプロジェクトでもこの6つの要素に分解して、
プロジェクトを管理してみてください。
きっと、新たな解決策が見つかるはずです!
(手短に宣伝です。弊社SAKUSEN TOKYOでは、
プロジェクトの6つの領域の診断サービスも行っています。
①People ②Purpose③Property④Process⑤Planning⑥Performanceに分けて、
徹底的にヒアリングし、どこにエラーがあるか?エラーの解決方法は?では、どうプロジェクトを立て直せば良いのか?などをレポートするサービスです。
”6P elements analytics”という名称です。いつでもご相談ください。)
株式会社SAKUSEN TOKYO 代表取締役 堀昌之