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Slack×IFTTTでTwitter上のUGCをSlackで通知する
担当しているプロダクトや自社に関するツイート(UGC)を見るために、TwitterでエゴサをしているマーケターやPdM、広報の方も多いのではないでしょうか。
ただ、エゴサするワードが多いと、地味にめんどくさくありませんか?
私はSlackとIFTTTを連携して、「指定したキーワードを含むツイートを拾い、それをSlackで指定するチャンネルに通知する」という方法で、複数ワードをエゴサするコストを削減しています。コーディングも必要なく、非常に簡単ですので、この記事ではその方法について解説します。
この記事の対象者はマーケター、PdM、広報など定常的にエゴサする場合がある方で、前提としてSlackとIFTTTを利用できる環境であることを想定しています。
IFTTTとは?
IFTTTは、サービスとサービスを自動的に連携させることが出来るサービスです。連携しているサービス同士でトリガーとアクションを設定できるので、今回のように特定のキーワードを含むツイートをSlackで通知したり、GoogleSpreadSheetに保存することもできます。TwitterやFacebook、SlackやEvernote、LINEなど、たくさんのサービスが連携しています。極めるとめちゃくちゃ便利だと思います。
UGCを収集するためにやりたいこと
今回は事例として、私がベイスターズ好きなので「ベイスターズ」もしくは「baystars」というキーワードを含むツイートが呟かれる度に、Slackで作成した"twitter_ugc"というチャンネルに通知することを目指します。これにより、ユーザーの生の声をSlack上で確認することが出来ます。
手順を説明していきます。
Slackでツイートを表示させるチャンネルを作っておく
あらかじめ、収集したツイートを表示させるチャンネルをSlackで作っておきましょう。今回は"twitter_ugc"というチャンネルを作りました。
IFTTTで設定していく
あとはIFTTTで順を追って設定するだけです。特に難しくありません。
※アカウントがない場合、下記の初期画面でアカウントを作成しましょう。
連携させるサービス・トリガー・アクションを指定するには、右上の「Create」から「Applet」を作る必要があります。「Applet」が連携させるサービスとトリガー・アクションを指定した一連のレシピみたいなものです。まずは、「Create」を押します。↓
↓そうするとこんな画面になります。「If This」を押しましょう。
↓連携できるサービスを選べる画面が出てくるので、"Twitter"と検索窓に入れて、Twitterのアイコンをクリックしてください。
↓そうすると、Twitterでのトリガーを選べる画面になります。色々あります。
↓今回は、「New tweet from search」を選択します。
↓Twitterの認証画面になりますので「Connect」してください。
↓今回は、Twitterで検索するキーワードを設定します。ベイスターズに関するツイートを収集したいので、「ベイスターズ OR baystars」と入れます。ここではTwitterでの"高度な検索"と同じ方法でキーワードの指定ができます。キーワードを指定し終わったら、「Create trigger」でトリガーの設定が完了します。
↓次にアクションを指定していきます。まずは「Then That」を押しましょう。
↓今回はSlackで通知したいので、サービスの選択画面でSlackを検索し、選択してください。
↓Slackでのアクションを選びます。今回は、「Post to channel」を選びます。
↓認証画面が出たら、Slackを認証しましょう。
↓「許可する」で認証完了です。
↓次に具体的にどのチャンネルにどんなフォーマットでツイートを表示させていくのか、設定していきます。
↓今回はデフォルトで設定されているフォーマットのままにしますが、欲しい情報に合わせてアレンジが可能です。
↓フォーマットを指定し終わったら、「Create action」で完了です。
↓またこの画面に戻ってくるので、「Continue」を押しましょう。
↓最後のレビューが出るので、問題なければ「Finish」です。
↓設定が成功していれば、こんな感じで該当のツイートが続々とSlackに通知されてきます!
注意すべき点は、検索ワードの性質や設定次第ではノイズとなる情報を多く拾ってきてしまう点です。例えば「水(みず)」に関するツイートを拾いたいので「水」で検索キーワードを設定すると、「水着」「水曜日」など関係ないキーワードを含むツイートも拾ってきてしまいます。
また、設定したキーワードのツイート数が多い場合は仕事の邪魔になるし、Slackの容量も食うので、それも注意した方がいいでしょう。今回、私が設定した「ベイスターズ」「baystars」は物凄いツイート量が多いキーワードで、1時間弱でおそらく数百ツイート分の通知が来ました(さすがにこれはウザすぎますね…)。
一方で、SlackでTwitter上のUGCを収集するメリットとしては下記が挙げられます。
・いちいちエゴサしなくていい
・複数のキーワードのツイートを集約できる
・社内でユーザーの声を簡単に共有できる
また、今回はSlackに通知しましたが、例えばGoogleSpreadSheetにUGCを貯めて、内容を分析したり数をカウントするのも簡単にできます。
よって今回の記事の内容は、普段からUGCを収集したり分析している方におススメの方法になります。めんどくさいことは、なるべく機械にやってもらいましょう。
以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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