阿部真幸(Masayuki Abe)

マーケティング&グロース@パーソルキャリア/マーケ,グロース,統計学×ビジネス,仕事効率化,SQL,データ分析,学習ログなどを発信/DeNAでECコンサル→プレイングMgr→企画→エバーセンスでマーケMgr&データ分析→現職/SQL,R,python好き/子供3人,筋トレ野球好き

阿部真幸(Masayuki Abe)

マーケティング&グロース@パーソルキャリア/マーケ,グロース,統計学×ビジネス,仕事効率化,SQL,データ分析,学習ログなどを発信/DeNAでECコンサル→プレイングMgr→企画→エバーセンスでマーケMgr&データ分析→現職/SQL,R,python好き/子供3人,筋トレ野球好き

最近の記事

なぜABテストを繰り返しても数値が改善されないのか?ABテストで注意したい4つのこと

私はマーケティング系の企画職に携わっていますが、ABテストを実施することが多々あります。過去、ABテストでWebページの改善を行うプロジェクトを行っていたこともあり、その時は短期間で約100個ほどのABテストを回しました。 そして、ABテストでたまにあるのが 「ABテストをたくさん実施して、たくさん勝ちパターンを実装したのに、狙っていた数値があまり改善されない…」 という状況です。過去の自分を振り返っても多々あります。 【イメージ】 「ABテストでAがBより10ptも勝って

    • ビジネス現場でありがちな効果検証のミスリードあるある

      私は長らく営業職(コンサルティング営業)や企画職(マーケなどの企画系)の領域に携わってきました。 業務を進めていく上で、現場にデータ系専門職の方がいれば良いのですが、全ての組織にそのような方がいるわけもなく… その場合、何か施策を打ったとなると、企画者などの方が効果検証を行うことになります。私も自分で効果の測定を行ったことは多々あります。 自身の経験を振り返ってもそうなのですが、企画や施策内容を作り込むことには熱心でも効果測定や分析が結構テキトーな事ってありませんか? 過去

      • データを「幅」で捉えることで現状把握と分析の精度を高める

        事業成長のためには適切な現状把握が重要事業の成長を考えていく上で、「今何が起きているか?」を正しく把握することは重要です。 なぜなら、正しい事実を把握するからこそ、正しい課題や打ち手を出すことが出来るからです。逆に現状把握を間違えると全て誤った方向に進んでしまうので危険です。 現状把握や分析、仮説の根拠には”データ”が使われるのが一般的ですが、データには常に”バラつき”があります。 この”バラつき”とは、例えば「クラスで行うテストの点数には様々な点数があり散らばっている」こと

        • データをいじりだす前に、分析の設計をして問題を構造化しよう

          「分析してたら、迷路に迷い込んでしまった…結局何を分析すればいいんだ?」 「せっかく細かく分析した結果がほとんど使われなかった…」 みたいなことってありませんか? 少し極端かもしれませんが、私の経験上、分析における失敗パターンでよくあるのが下記です。 【1】分析しないといけないことが見つかった or 依頼が来た時に、すぐにデータをいじりだしてしまう。しかし、すぐに答えが見つからず、迷宮にはまり、結局何をすればいいかわからなくなる… 【2】細かく分析をして様々なデータを調べ

          ARRAYFORMULAで関数の打ち直しとおさらばする

          Googleスプレッドシートやエクセルなどで、特定の列に対して関数を組むことは多いと思います。ただ、修正が必要な時や書き換えたい時、関数を書き直してさらに全行コピーし直すのって物凄く面倒じゃないですか? そんな時に便利なのが「ARRAYFORMULA関数」です。Googleスプレッドシート限定ですが、使いこなせば作業効率がかなり上がるはずなので、この記事で紹介します。まだ使っていない方はぜひ使ってみてください! ARRAYFORMULA関数とは ARRAYFORMULA関数

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          Query関数を駆使して日々のちょっとしたデータ関連業務を効率化する

          日々の業務の中で、ちょっとしたデータ(数百行~数千行程度)を扱って、集計したり加工したり、分析する業務ってありませんか? 今回はそんな「ちょっとしたデータ関連業務」を行う際に便利な、GoogleSpreadSheetsのQuery関数を紹介します。 この記事の前提は社内でGoogleSpreadSheetsが使えること、対象者は上記のような「ちょっとしたデータ関連業務」が発生する方です。 Query関数とは? Query関数は、指定した範囲のデータを別のシートに出力すること

          Query関数を駆使して日々のちょっとしたデータ関連業務を効率化する

          SQLのCASE式を上手く使うと集計がちょっと楽になる話

          私の本業はマーケターや事業開発(=非エンジニア)でありつつ、業務でSQLを使い、データ抽出、集計、分析を行うことがあります。SQLは、最初は社内のエンジニアに教えてもらい、その後独学で習得していきました。 SQLの学習を進める中で、「CASE式」が非常に便利だなと感じていたので、そのtipsについて記載します。 この記事の対象者は、SQLの初学者や初心者で、クエリ例などはMySQLで記載します。 CASE式の基本的な構文 まず、CASE式の基本的な構文を、簡単な例を踏まえて

          SQLのCASE式を上手く使うと集計がちょっと楽になる話

          良いダッシュボードの条件とは何か?考えてみた

          私はマーケターや分析者として、過去在籍企業ではRedashやGoogleデータポータル、現職ではTableauやPowerBIなどのBIツールを利用し、KPIの可視化やダッシュボード作成を行うことがあります。 今回、下記の2つの目的で「良いダッシュボードの条件は何か?」を整理してみました。 ・マーケターやアナリスト、PdMなど、自分と同じようにダッシュボード作成を行う方々に役立つ情報を発信する ・自身への備忘録 ということで、「これがちゃんと出来ているKPIダッシュボード

          良いダッシュボードの条件とは何か?考えてみた

          Slack×IFTTTでTwitter上のUGCをSlackで通知する

          担当しているプロダクトや自社に関するツイート(UGC)を見るために、TwitterでエゴサをしているマーケターやPdM、広報の方も多いのではないでしょうか。 ただ、エゴサするワードが多いと、地味にめんどくさくありませんか? 私はSlackとIFTTTを連携して、「指定したキーワードを含むツイートを拾い、それをSlackで指定するチャンネルに通知する」という方法で、複数ワードをエゴサするコストを削減しています。コーディングも必要なく、非常に簡単ですので、この記事ではその方法につ

          Slack×IFTTTでTwitter上のUGCをSlackで通知する

          Redash×slackで、KPIが閾値を超えたらアラートが来るようにする

          複数のプロダクトや施策を追っていると、見るべきKPIが多くなって「毎日見ないといけないダッシュボードだけで数十個ある…」みたいな状況になったことはありませんか? KPIを可視化して定点観測することはとても重要なことですが、数が増えすぎるとその監視コストもバカになりませんよね。 KPIの中には、日々見ないといけないものとは別に、見るべきタイミングが限定されるものも多いです。例えば、 「獲得広告のCPAがXX円を超えたら予算をアロケしたいから、それがすぐわかるようにしたい」 「担

          Redash×slackで、KPIが閾値を超えたらアラートが来るようにする

          Redash×GoogleSpreadSheet×Googleスライドで定例資料更新を半自動にする

          週次や月次で行っている定例報告資料の作成、めんどくさくありませんか?特に、数字をただ記入するだけの作業や、エクセルなどにある数字をパワポに移動するだけの作業はただのコストですし、極力やりたくないですよね。 そこでこの記事では、Redash・GoogleSpreadSheet・Googleスライドの3つを利用して、定例資料のグラフ部分の更新を半自動にする方法について記載します。 この記事の前提はRedashが社内に導入されている・必要なデータがRedashで取り出せることです。

          Redash×GoogleSpreadSheet×Googleスライドで定例資料更新を半自動にする

          Redash×Slackで可視化したKPIを関係者に自動通知する

          Redashとは、様々なデータソース(MySQLやBigQueryなど)に対応したダッシュボードツールです。自由にデータ抽出や加工、チャート化ができるのでKPI管理やデータ分析に重宝します。エンジニアでなくとも、SQLさえ書ければ使いこなすのも難しくありません。個人的に大好きなツールの一つです。 この記事では、RedashとSlackを連携させ、可視化したKPIを関係者に自動通知する方法を解説します。 この記事のターゲットは、 ・社内(チーム内)にRedashが導入されている

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          未経験者がSQLを使えるようになる最短の方法は何か?を考えてみた

          私の職種は下記のように遷移したのですが、SQLを業務で使うようになったのは2社目からです。マーケ施策やプロダクトの分析をする必要があったのがキッカケでした。学習開始から業務活用開始までは2~3ヵ月程度でした。 1社目:営業・企画 2社目:営業・マーケ・分析など 3社目:マーケ・分析・事業開発など 今回のnoteでは、自身の経験を元に、SQLの未経験者や初心者の方がSQLを習得するにはどんな方法が最短か?を考え、まとめてみようと思います。 よってこの記事の対象者は、これから

          未経験者がSQLを使えるようになる最短の方法は何か?を考えてみた

          非エンジニアがSQLを使えるようになるメリット・デメリット

          以前こんなツイートをしたところ、かなり"いいね"を頂きました。 一部の専門家だけではなく、一般のビジネス職などの人でもデータを活用できるようにする『データの民主化』的なトレンドも相まって、共感いただける方が多かったのかな、と推測しています。 今回は、私のようなビジネス企画職(マーケや事業開発)など、非エンジニア職の人がSQLを活用できるようにすることのメリット・デメリットを経験を元にまとめてみました。 メリット→デメリットの順番に説明していきます。 【メリット1】自分でデ

          非エンジニアがSQLを使えるようになるメリット・デメリット

          ラグビー界にこれからやって欲しい3つのこと

          少し時間があいてしまいましたが、ラグビーW杯、とても盛り上がりましたね。私の家では何試合か子供たちと一緒にTVで観戦しました。 子供たちは松島幸太郎選手の足の速さに感動したみたいで、試合後から 「松島すごかった!」「相手チームの間を切り裂いた!」 と何度も話題に上がっています。ラグビーすごい。 「せっかくラグビーが盛り上がったし、ラグビーのことをマーケティング視点で考えて、何か書きたいな」 とW杯が終わったあたりから思っていました。 そこで今回は 「一体どうすればラグビー人

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          FOR REALを観たら、僕らはベイスターズから離れられなくなる

          前回、ベイスターズのマーケティング手法を紹介しましたが、その時は網羅的な紹介にとどまっておりました。 分析→戦略立案→施策実行までの全体感も素晴らしいのですが、点で見た時に素敵な施策もたくさんあります。 今回は、その中でも自分が好きな"FOR REAL"などのベイスターズの動画コンテンツ施策を #マーケティングトレース しつつ紹介します。 FOR REALとは?FOR REALとは、チームの公式ドキュメンタリーで、表舞台の裏で繰り広げられる様々な"REAL"なストーリーを

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