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思考の癖を知ることは成長につながる/食とまなびのブログ

皆さんは自身の思考の癖って把握していますか?

こういったことを良く考える。
こういった流れで考える。

思考が行動につながり、行動が習慣になり、習慣が人生になるわけですから、自身の思考の癖を知るというのは非常に興味深いのではないかと考えます。


先日、私自身の思考の癖に気づきましたという話。

いつも髪を切ってくれる美容室の人。
その日最初の挨拶のとき、なんとなく元気がないなぁと感じました。
“なんかあったかな?”

その次に私が考えたのは、
“なぜ私はそう感じたのだろう?”
“私は、彼女(美容師)が発している何かしらの信号をキャッチしてそう感じたはずだ”
“彼女のどこを見て、何を聞いて、どう感じ、そう感じたのだろう?”
ということ。

一般的に優しい人であれば、“なんかあったかな?”と思えば、「どうしたの?」などと声がけをして、心配してあげるのが普通の流れなのでしょう。
うーん、しかし私の思考と行動はそう動かなかったのですよねぇ・・・(笑)
それどころか、「なんか元気なさそうに見えますけど、どうかしたんですか?」と声をかけてしまうと、彼女はおそらく「え!そうですか!全然元気ですよ!」と返すに決まっている。
そんなに仲が良いわけではない客に人生相談をするわけがない。
そうなると彼女は途端に取り繕い、演じ始めてしまう。
信号が消えてしまう。
私のこの好奇心の行き場が無くなってしまう。もったいない。
こう考える私は冷たい人間なのでしょうか・・・・。

私が冷たい人間かどうかは置いておいて。

私は考え続けた。
『何の信号が私にそう感じさせたのだろう?』
表情かな?
声色かな?
声の大きさ?強さ?
顔色かな?
目線かな?
体の動き方かな?
動きのスピードかな?
動きの大きさかな?
手の当たり方かな?
髪型変えたかな?
化粧変えたかな?
服装かな?
光の当たり方かな?

などなど、考え続けている時にふと気付きました。

私って常日頃から頻繁にこの思考をしているということに。
そして、この思考をしている時、私は楽しんでいるなぁと気づきました。

私の思考
①何かを感じる。
②その感覚は何の外部刺激によってもたらされたのか?
③そして、外部刺激を判断している基準、言い換えると、外部刺激を判断している自分の経験や記憶による思い込みは何か?

では、私のこの思考の癖はどこから出てきたものなのだろう。

まず、階層状に思考していく癖について。
子供の頃に将棋が大好きで熱中していた時期がある。
将棋の指し手を考えるときの思考。
①将棋の指し手にいくつかの候補手がある
②候補手Aの場合、相手の候補手A1A2A3がある。
③相手の候補手A1の場合、私の候補手A1a,A1b,A1cがある。
・・・・
④次に候補手Aに変えてBの場合、相手の候補手B1B2B3がある。
・・・・
というように思考していく。
頭の中には枝分かれしていく候補手と相手の受け手がツリー状に出来上がっていく。

この階層状の思考は今の思考の癖につながるのだろう。


もう1つ。
感覚や感情を引き起こす要因を探すという思考の癖。
これは30歳の時に会社を立ち上げて飲食店サポート業しだした頃に遡る。
当初は半年から1年間と店舗に入り込んで店長代行業みたいな形で店舗改革をしていた。
店舗改革が成功して店から手を引く。しかし、3ヶ月から半年もすると、元の良くないお店の状態に戻っていることがよくあった。
これではダメだ。ノウハウや能力としてお店に残っていない、言い換えると本当のお店の力が育っていないのだと悩んだ。
その時につくづく必要性を感じたのは、
実行する力ではなく教える力を付けること。
では、自分は店舗改革で何を実行しているのか?
接客においてお客様が笑顔になるのは何が要因なのか?
スタッフがやる気を出すのは何が要因なのか?
お客様がまた来たいと思うのは何が要因なのか?
などなど、
人の気持ち、感覚や感情を引き起こす要因を経験則で
体で知っているのではなく、ロジックに、言葉にしていったのでした。
それが今まで出版した本になり、研修ネタになったという流れがありました。
従って、この思考はほぼ仕事に直結していて、今でも常に考えているということになる。


やっぱり、私は人が好きなんですね。
だからサービス業であったり、教育であったり、人に関する仕事を選んでいるのだろうなぁ。
特定の誰かというよりは、人間という生き物が好きなんだと思います。
地球における食物連鎖のトップに位置される位の影響力を持っているにも関わらず、複雑に矛盾している、矛盾しまくっている人間という生き物
面白いですよねぇ!
愛すべき存在ですよねぇ!


この思考の癖が自分にあるのであれば、それを思考に止めておくのではなく、言葉にしていこう。
ブログに書いていこう。
書き溜めていくと、また別の視点が見つかるかもしれない。

楽しみだ。


感謝します。

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工藤昌幸
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