痔瘻治療の経過1 ～シートン法による手術～ (手術後から当日夜まで)

手術が終わったので、今回は手術当日の経過を詳しくお伝えします。

手術直後からの様子

手術は朝9時ごろに終わりましたが、下半身麻酔が効いているため、ベッドから降りることはできません。さらに、頭を起こすと麻酔が頭に流れて頭痛になるということで、その日はひたすらスマホとにらめっこするしかありませんでした。

食事と水分補給

昼ご飯はスライスチーズと牛乳のみ。朝食がなかったので、このシンプルな昼食がとても美味しく感じました。下半身麻酔を早く抜くために、看護師さんからたくさん水を飲むように言われました。9時から15時までに1リットルほど飲みました。

水を飲むのに便利だったのが、ペットボトルに直接つけるストロー。幼稚園児が使うような、ふたを開けるとストローが出てくるタイプです。これを使えば水がこぼれる心配もなく、快適に水分補給ができました。

尿意との戦い

麻酔が効いているため尿意が感じられず、お腹はパンパンなのにおしっこが出ません。尿管にカテーテルを入れる処置は避けたかったので、必死に水を飲みました。ついに15時ごろに尿瓶を使って初めておしっこが出たときは、心底ホッとしました。尿瓶に慣れると便利ですが、初めは少し抵抗感がありますね。

夜ご飯とおしりのケア

当日の夜は少し頭を起こしてもらい、おかゆを食べました。便が硬くなるといけないので、普通のご飯は控えました。

おしりの傷の確認は、手術当日だけで3～4回ありました。恥ずかしさは次第に消え、無の境地に達しました。おしりは血管が多く、大量出血の恐れがあるため、頻繁に確認が必要なのだそうです。

痛みと睡眠

ロキソニンを飲んでいれば、痛みはほとんどありませんでした。そのおかげで、夜もぐっすり眠ることができました。おやすみなさい～。

このように、手術当日は色々な出来事がありましたが、無事に過ごせました。今後も経過を記録していくので、どうぞお楽しみに。