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Luna, そしてLunatic

 Lunahaは、ローマの月の女神、Lunaticは、それから派生したと思われるLunar(月の、月の影響を受けた、丸い、三日月の)から転じて、狂気の、精神異常の、気違いじみた)と英語辞典にはある。

 要は、月は太陽と比べ、なにか陰鬱な青白い影のある存在、しかも、精神に及ぼす暗い影響をあらわしている。

 ところが、私は、なぜか惹かれる。

 人生、わからぬままに生まれ、社会システムにあらがえないまま、成長し、成人すると、組織の一つのコマとして利用され、生活の資を得るために、必死で食いついて行った。他の動物・生物と同様に、妻や子を養うための生まれ持っての義務であった。

 これを否定する人は、もやは人間以前の存在である。

 人間が存在を続けるためには、オスはオス、メスはメス。それを忘れてはならない。個人的な趣味は、その範囲で許容されるものである。

 さて本題、月は異常なのか、その異常さに惹かれる。暗い中、夜であろうと、朝であろうと、まれに昼の日中でも、月が煌々と光り輝いていることもあるけれど。本来の月は、暗い、あるいは明るくなりつつある朝である。

 そこへ白い、あるいは黄色い、山吹色とでも、いうべき月が出ている。

そんな月が好きだ。

 社会の大勢は、どこにあるのか、それから外れていると、大勢に沿っていても、孤独感はいつもついている。いったん、方向が悪くなると、大勢は、急に変化する。

 いつも陰影のある状況を模索しよう。

 人生は暗い、うっとおしいもの。じっと耐えて、生き抜いていく。

 それが月に、現れている。月との会話。自問自答。

 今朝の月、きれいだ。狂気の中に生きていると、こころが安らぐ。

そんな気がする。

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