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朝が来て夜が来て、それで終わり、それも人生、それが人生

 哲学や思想、そして宗教。人を導いてくれる教えは、いろいろある。最後は、自分が決める。死は終わり、生まれ変わる、魂のまま生き続ける。いろいろ考えはある。実際は、死んだらゴミになるが自然だろう。いまの科学レベルでは。身体がなくなれば、いまの自分という意識はなくなる、基盤がなくなるのだから。まぁ、そんな事考えても仕方がない。いまを一生懸命、愉しく生きるのが精一杯、生を受けたことへの感謝は。
 凡事徹底、よく工事現場で見かけるスローガン、ドイツへ観光旅行したとき、日本のホームセンターみたいなところに、「Work to Live , Not Live to work」  なんて云うのがあった、なるほどと思った。記憶だけだけど。
 日本人、わたしもそうだった。朝午前6時頃起きて、働くために準備し、夜遅くまで働いた。夜勤や宿直で休日も働いた。勤務間外でも、上司や同僚などと飲食し、ゴルフや麻雀、遊びと仕事と混ざったことで時間が過ぎた。直接、仕事ではないが、仕事そのもの。人間関係の確立、維持それがすべて。仕事の出来不出来より、人間関係がすべての日本社会。私は大嫌いで苦手、好きな人や尊敬する、共感する人には、必要以上に好意的に献身し、嫌いな人や反目する人とは徹底的に嫌った。
 それで職業生活、社会生活かなり不都合なこともあった。でもいまになって思えば、それで良かった、後悔はない。
 一つひとつの行動、些末なただ生きるための些事に過ぎない、それをすることによって、私には、今日も生きるぞって決意が湧いてくる。
 あと何十年か何年か、この世に自分として生きることが出来る間、がんばりたい。頑張るとは、かたくなにつっぱること。

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