外は、まだ暗い。日の出は早まり、っほの暮れは遅くなっている、春は近いのだ。春になったら、どうする
大寒波という。一昨日は、風もきつく、冷たく耐え難い、そんな一日、それでも奥様連れで、久々の街へ出た。大きい道路沿いの歩道では、突風で帽子が飛ばされそうに、何度もなった。汚い変色した、もう4年ぐらい前、四国遍路、西国巡礼、真夏に歩いた。汗が陽祟りおちた。苦労を共にした帽子、可能な限り使う。洗濯して、乾かして、いろいろ工夫して補修する。また、どこかでなくするかもしれないけど。
無職の年金生活者、漫然とひがな一日、自由に生きる。現役時代、早朝から夜更け前まで、仕事はいいが、人間関係にいらだち、悩み、苦しんだ。みんなそうだろう。それも終わった。あとは、まったり。
なんとかならないものだろう。
若い時、仕えた上司、まだ43歳の方、仕事に前向きで、立ち向かうポジティブな人だった。あるとき、「〇〇へ、いずれ帰るかな、もう俺を呼び捨てにする奴もおらんようなった。」、親類、近所の人だろう、いやだったように聞こえた。友人なら呼び捨てもお互いだろう。
この齢になって気がついた。そういう意味だったんだ。あの人でも。
私も、故郷には帰らない。
故郷は、遠くにあって想うもの、よしやうらぶれて異土の乞食になるとても、帰るところにあるまじや
そのとおりである。
それを言葉に表す、さすが名人。
いろいろ悔しいつらい思いがみんなあった。
まだ、こんな朝はない。