冬、真っ盛り。終日雨か曇りか、時々小雪も。気分はグレイ、読書三昧散歩もままならない寒さ、立春過ぎたけど、春よ来い
一日一万歩なんて、夢のまた夢、二日続けて4千、3千歩レベルで推移した。寒いし、冷たいし、健康第一、風邪ひかぬことなんて言い訳、しかたない、その程度の人間、根性なしだ。
また、明日がんばろう!
図書館からの予約確保済み通知がどんどん溜まって、大急ぎで手元の借出し済みの本を読んでいる。いったん借りた以上、読みもしないで返すのは、心苦しい。なんとか4冊は読了した。予約確保済みは、もう6冊まだまだ。
他人の読まぬ本を予約していた、悪いとは思えない、それは他人の勝手、好きずきだ。だけど一気に押し寄せられると対応に苦慮する。
しかし、やればできるのだ。
今日読み終えたのは、「人生があなたを待っている 2』、第二次大戦でユダヤ人を大量虐殺したアウシュヴィッツ収容所を生き抜いたヴィクトル。フランクルの生涯の歴史とその後亡くなるまでの生き様、そしてその奥様との生活だ。
考えてみれば、どんな事件、その時その瞬間の動きや有り様は、結構広く流布される。それに行った経緯、その後の人生などは、一般の読者には、あまり関心を持たれない。
そのときがすべてというわけだ。
この本、フランクルが著名な精神科の医師であり、オーストリアでフロイトやアドラーの時代と前後していた。医者のなかでも有名な先生だったのだ。奥様との出会い、プライベートなことではある、20歳ぐらい離れた女性、その関係、精神科医師だけに、いろいろ記録も残っている。
一種ラブロマンスだ。年の離れた男女の恋愛、夫婦結婚生活、いまでも、昔はどうかしらないが、離婚が多い。知人友人にも離婚経験者が多い。それはそれはたいへんなことのようだ。さぞかし地獄だろう。
それでも不倫や再婚、みんな苦労しつつ元気だ。
偉い人も苦労したんだなと感心した本である。
「夜と霧」原作を読むまで、ピーター・フランクルとの差を認識していなかった。教養が足りなかった。