日経新聞を愛読して、裏から読む
深い意味ではなく、ほんとうに最後のページから読み始める。「わたしの履歴書」、小説「ふりあけみれば」そして文化欄。
まず目につくので、「私の履歴書」、今月は、ノーベル賞を受賞した吉野彰さん、入社後ずっと開発・研究の道を歩んで、一番気づくのは、当然のことながら、なかなか実用化、ヒットしないということ、何度も何度も、繰り返し、そのことが出てくる。それはそうだろうと思う。会社と国と、多くの命運がかかっている。他国や他社に負けまい。給料もらっているからという社会人として当然の義務を果たすのは責務としてある。
真っ暗な読みの中を、少し少しと進んでいくのは大変だろう。すでにある程度、開かれたルーティンを自分のやり方、ルールで進んでいくのは、ある程度、誰でもやる気さえあればできる。やってもやっても失敗、それを克服するのも大変。その苦闘が日々の記事に出ている。
次に、新聞小説「ふりさけみれば」、元々、阿倍仲麻呂は大好き、遣唐使として派遣され、唐でも重用され、家族もおり、しかし帰国して日本のために、成果を伝え実現したいのもわかる。
天の原 ふりさけ観れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
中学の教科書に出ていた記憶がある。
結局は、当時の交通事情で帰国はできず、そのまま唐王朝で仕えた。
まだ帰国しようとする前段階だが、毎朝、興味を持ってみている。先々が愉しみ。
文化欄、日々ジャンルが異なり、面白い。こういう世界があったのかと、これまた興味と関心を持っている。編集側は大変だろう。多様な読書に、偏らない分野で、日々面白い記事を造るのは大変。
この最終面を読んでから、1ページから始める。
地元の神戸新聞をあわせて、いつも読んでいる。年金生活者の特典だ。現役諸子には、とても、そんな気分的・時間的余裕はない。
みなさんのおかげです。感謝しています。
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