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娘の退院後の生活に向けて膝の術後介助訓練を受けての感想
昨年11月以来、入院中の四女、こころの病はあるものの、同室者からの苦情等もなく推移してはいる。しかし、術後の経過はいい、心の回復がまだ。術後の脚や歩行がまだ回復していない。客観的には、歩けるのに歩けない、そんな感じだ。外科は、治っている、患者自身は、まだ歩くのは怖い、それが回復に影響しているようだ。
他人の痛みは、いくら父娘でもわからない。
担当のベテラン看護師、若いが積極的に援助指導してくれる理学療法士、そして医師、いつも身近でリハビリや看護に指導や監督をしてくれるのは、この人たち。
いまいる病棟は、治っているのに(期間が来ているのに、まだ退院できない患者)、なんらかの事由で退院できずにいる人たちがいる病棟だ。
外科に詳しくない私、脚の切断、脊椎損傷その他厳しい状況にある人たち、なんと申し上げていいのかわからない。
他人の痛みは、わからない。
わかりたいとは思う。絶対、わからない。
前回の面談時、ベテラン看護師から、娘の病状、病棟での生活ぶり、リハビリの慎重状況、本人の意欲など話をしてもらった。当方の意見も言った。いわゆるカンファレンスだ、医師は多忙で不在だった。
現役時、京都の精神病院でうつ状態で入院した部下職員の病状に関するカンファレンスに参加した。医師や看護師、作業療法士その他関係スタッフが参加して意見交換した。たいへんいい議論ではあった。
そこまではいかない。
そして、今日、リハビリの介助指導の訓練を受けた。本人のリハビリの状況、車椅子や自動車への乗り方等々、退院後の自宅での生活の仕方について、指導を受けた。
近々、外泊、一泊程度で一時退院を試行する予定だ。
本人ともども努力したい。
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春近し。