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同じ一日、朝が来て、夜が来て。でも、元旦、今年一年の始まり、スタート

 確実に一日は始まった。元日、年の初め。

正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし

                一休禅師

静かで淡々とした元日、寒くもなく、風も微かにそよぐ程度。誠に嬉しい元日の朝ではあった。少し曇っているかなと感じるぐらい。

 昨夜は、久しぶりのボクシングを見た。チャンピオンと挑戦者だけに、いい試合だった。ボクシングは、まだ若い頃、50年ぐらい前に見て以来、古い話だ。アメリカのフレイザーとケンノートンのタイトルマッチ、カシアス・クレイが力を落としかけていた。その後の世界一だったボクサー、始まって、あっという間に勝負がついた。すごい試合であったのは憶えている。

 もうカシアス・クレイは、モハメッド・アリと変名していたかもしれない。大昔の話。ボクシングは面白い、昔は、プロレスも流行っていた。野球も相撲も、それぞれに大盛況だった。興味や関心がなくても、ファンであり、贔屓もあった。いまは興味のないスポーツには、全然、不明である。これも年の所為か。もうサッカーよりラグビーに関心が移っている。

 紅白歌合戦もぶっとではない。時折、妻がずっと見ているのを横合いから垣間見た。近頃の流行り歌には、不快感しかない。どれもこれも、みんな同じ、関心も興味もない。世代が違う。

 2022年、西暦の方が年号より身近になってきた。昭和、平成、令和しだいに、年号から離れていく気がする。今上天皇陛下に何の不満もない。たいそうご苦労されている感じがする。皇后陛下のいまだ完治されぬ適応障害、愛子さまの天皇継承の問題、まだこれからごたごたするだろう。天皇制も、どうなるか、個人的には、私も残り少ない人生、変に変わらずこのまま甥っ子さんへと思うけれど、やんごとなき方々、下々にはあずかり知らぬことではある。畏れ多い。

 コロナも一時的に落ち着き、年明けには、また増えるかもしれない。オミクロン型変異種は、それほど死亡、悪化が少ないようではある。安心できないというが。どうやって安心しないのか、旅行や飲み会を控えよという程度か。酒やめればいいというのは、年寄りの言に過ぎない。

 人生の反省として、酒飲んで、なにかいいことあったか、思えば、ない。

みんな酒飲む、酒で理性を緩め、仲良くする、ほんとうだろうか、酒飲んだ時こそ、その人間の本性が出るなんて言われていた。本性を隠さないと、生きていけない社会なのだ。

 人生の在り方を考えよう。どうにもならんけど。

 すんでしまえば、あとにはただ風が吹いているだけ。

 今日一日を愉しく充実して、後悔や反省のないように。

 そういう一年でありたい。

 私は、そうします。

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