映画の思い出、ほとんど忘却の彼方、でも想いは脳裏に焼き付いている
いつどこで、どういうシチュエーションで観たのか定かでない。記憶にもない。だのにフッと思い出す、映画の一場面。
とりあえず三つ
一つ目は、あの懐かしい古い佐田啓二主演の「喜びも悲しみも幾年月」、母に連れられて、ずっと立ち見で、映画館は満員だった。
筋は前後し、具体的には憶えていない。庶民の娯楽だった。
感想は、当然、ない。
二つ目、フランス映画、親を亡くした自分と同じくらいの年頃の男の子、弟や妹の世話、食べる物もなく混り果てる、劇的なこともない、最後は、クリスマスの夜、弟や妹をよその家に預け、自分は街の中を橇を引いて去っていく。そんな物悲しい終わり方、FINEで終わり、それでフランス映画だと知った。
三つ目、イギリスの少年院、マラソンを課されて、トップで練習を終える。大会があって、もうすぐゴールというところでストップ、走るけど前へは行かず、最後のランナーがゴールしたところで映画は終わる。権力への抵抗の時代だった。
いまとなっては、なんで感動したのかわからない。
想い出になりきった。
「卒業」という映画、高校入って、学校帰りに3本150円の映画館で観た。一人で、映画や読書を趣味とする友人もなく、まして彼女なんて考えもつかない頃だった。そこへ、あの映画、十分わからなかった。ダスティン・ホフマンか。最後の場面、彼女が他の男と結婚式を挙げるとき、階上から彼女を呼び出し、連れ出す。これも不可解、あおの相手の男だったら、どうなのか。
4つ目、ロミオとジュリエット、泣けた。オリビア・ハッセーとは、ほぼ同じ年齢だけど、外国人とはいえ、まったく女を理解できない堅物だった。
一つおおかたけど、ほんとうは、もっともっとあるだろう。
映画は面白い。
コロナでリアルの映画館、行く機会が少なかった。
テレビもいい、ラジオもいい。映画もいい。人生、フィクションでも夢想でもいい、愉しもう。NHK大河ドラマ「どうする家康」もいい。
主演の松本潤、マスコミでああやこうや、女性問題で言われている。いいじゃないか、愉しく、人生を送れている、そしてスターになっている。
がんばれ!松本潤、贔屓になった。
現役時代、仕事と家庭でたいへんだったけど、いまはいろいろ愉しみがある。大相撲も人生模様、関取は巨体とはいえ、もっと大きな相手とぶつかり合っている、日々勝つためにいろいろな思いがるだろう。
明日も愉しみを探して、愉しもう!
おやすみなさい。