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洗濯機更新トラブルから築22年経年劣化への対応顕在化

 あっという間のこと、いま考えると。
 永年の宿舎暮らしから、ひとり異郷の新天地、しかもそこは生まれ故郷、でも浦島太郎、親類はほとんど鬼籍、友人や知人は、年を取った。当然、私も、それやこれや懐かしいのは一時。
 預言者、故郷に入れられず。故郷は遠きにありて思うもの、帰るところにあるまじや。さすが人生の機微をしった詩人、よく人のこころを詠んでいる。
 それは現在地に自宅を建てたこともある。もう故郷に帰る気はなかった。
あれから22年が過ぎた。ひとつには、四女がいじめが原因で、精神的に変調があった、以来、ずっと治療と社会との縁が薄くなった。
 犯人捜しは、よくないと精神科医は言った。
 娘四人、いちばん下だけ。他のは、なんとか。孫もいる。
 いじめた奴は、いまごろノウノウと生きている、しかも近所、誰かは判然としない。
 もう転校はさせられない。
 その建てた自宅も、築後22年経過し、私は、10年前に定年退職、2年足らずの再任用(再雇用)、大学へ嘱託勤務、あとアルバイト。いろいろあった。
 いろいろな思い出が詰まった我が家、ありふれた戸建て、
 それがすこしづつ老朽化が顕在化してきた。
 洗濯機を変えたら、排水溝が悪いって、どこが? 昨日まで永年使った洗濯機、水漏れなんてなかった。
 それでも一週間、新しい洗濯機は、洗濯のたびに溢水。
 これから次々と、不具合があれこれでてくる。
 さみしいな、自分自身もそうだから。
 二年前、ちょっとした弾みから腰痛、外科医も整骨院も、高齢者には、ろくに相手もされず、自分で、ギックリ腰&積年の腰痛と名付けて、日々暮らしていた。
 たまたま四女の膝の痛み、整形外科医に診てもらったら、膝の手術、それも大手術、それも終わったけど。
 私は、脊柱管狭窄症と診断された。理学療法と電気療法、たいした痛みもコリも少ない、たまに腰痛かなって思う程度、これからだろう。
 家も身体も、老いと闘い、また寄り添いながら、がんばって生きていこう。

幹は切った、株は大きいのを再確認、これを掘り起こすのは、たいへんだ。
横にあるのが汚水枡

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