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障がい者作業所へ通している娘が、救急車で帰ってきた。
いつも午後4時ごろには、JRとバスを乗り継いで帰宅する娘、ちょうど、その時刻、洗濯物を取り込み、一日を強い陽射しに耐えた花や苗に水をかけて回る日課の時間帯、なぜか救急車がそっとって感じで交差点から入ってくる。サイレンを鳴らすでなし、スピードを出して、そこのけそこのけ御用だ、御用だ、急病人だって感じでもない。
意に反して、我が家の横でゆっくり停まる。
指揮者と思われる消防士が降りてきて、「陽子さんのお父さんですが。」って、何だろうと思いつつ、言い分の聴くと、JRの駅で足の痛みで座りこんでいたのを通行の人が、見かねて事情を聴いて、救急車を要請したようだ。
ちょっと意外な経験
精神障害があって、ようやくB級作業所へ通所できるまでにはなっている。いろいろなことがあった。それも過去のこと、こんな大ごとは、なかった。学校や病院、家族で内々に済ませられる程度だった。
目立たぬように。
社会の偏見はきつい。まだまだ差別や偏見は多い。
本人も、足の痛みと言っても、外科医に何度も診察してもらって、酷い痛みの時には、それなりの治療はしてもらっている。
私自身、いろいろなケガや病気で、その外科医には医療を受けているので、大体のことは聞いては理解しているつもりだ。
要は、運動不足から派生するものらしい。
障がい者は、外へ出たがらない。
それでも作業所へ通所にするには、バス停まで自分一人で行き、バスに乗り、駅まで行って、そこからまた歩いている。いい運動とはなっている。
本人も、まさか救急車で帰宅するとは、思っていなかったようで、楽だった、乗り心地もよかった、親切だった、といいものの、二度と乗りたくないとの感想であった。私も救急車の経験はない。
驚くようなことではない、でも少し吃驚した。
いろんなことがあるものだ。
ちなみに、私の自宅は、消防署本部から1キロぐらいしか離れていない。
娘がご迷惑とお手間をかけました。消防車の皆様に何度もお詫びしました。コロナ感染者、熱中症そしてその他の多くの緊急搬送の方がおられるご時勢、ごめんなさい。