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趣味、好きなこと、興味や関心が湧いたこと、それ単独でやりたいことか

 趣味、『広辞苑』で見ても、なるほどという定義、説明はない。

 面接試験等で、「趣味は?」って聞かれる。この年になると、ほらきた、と別に対策を考えなくても、すらすら出てくる。例えば、読書、音楽、映画などと。少しの突っ込みなら、軽く切り返せる。面接官も、ちょっと話の切り出しと様子見に過ぎない。偶に、突っ込みを入れてくる方もおられた。

 それでも、「なにが」、「どこが」といった程度。

 振り返って、ほんとうの趣味はと、自分で考えるとなんだろう。これをやっていると、天に上ったような気持ち、ほかにないでもないけど、趣味として他人様に言えるものではないものもある。

 読書、これは自己啓発と暇潰し、どっちがどうか、そんな感じもする。職業人として現役の時は、自己啓発が多かった、仕事上のテクニックを学ぶ。

人間関係を円滑にする方法、酒、煙草、麻雀、ゴルフ、囲碁・将棋、競馬・競輪・競艇その他いろいろ。それで仕事上のプラスになり、損をしない、損してもあとの利益があるってものならいい。

 でも、私には向かなかった。酒は金と時間が惜しい、スナックで、わけのわからない女性の相手と機嫌取りに自分の金を遣い、終わった頃には、後悔しか残らない、夜遅く帰宅する哀しさ。

 麻雀などの賭け事、気の短い、計算に弱い私には向かない。碁や将棋も、あとは推して知るべし、当然、競馬なども回避する。調べる気にもならない。どうせ負けるの考えが先に立つ。

 退職後、かねての願望、茶道。初心者茶道教室をいうのがネットであり、申し込んだ。それなりの知識と技能は学んだ。女性が多かった。結構、ししっかりした美人の人たちが多く、それなりの人間的な知見も向上した。しかし、男性がほとんどおらず、足の痺れや学びの遅さもあって、そっきり。また機会があれば、やってみたいと思う。それだけ。

 公務員定年等退職後、大学で嘱託勤務した際の同僚(きれいな女性)が茶道をやっていて、昼休み、ガラス製のなんかを手入れしていた、建水だって。茶道の道具、まったく別世界だった、それで興味を持った。その頃、たまたま、井伊直弼の本を読んでいて、茶道にかなり優れていたとのこと。それやこれやで茶道裏千家をほんの少し学んだ。

 ピアノ、これも教室に通った。神戸で単身赴任していた頃、これまた女性が多かった。少し進んだところ、これまたダウン。いま、電子ピアノを部屋に置いてある。時々来る孫に、私の実力を怪しんでか、「弾いてよ。」といわれても、笑って答えず。

 登山、山歩き、四国遍路・西国巡礼。似たようなものというと叱られるかもしれない。苦しい思いをして、目標に到達することでは同じ。高校時代に登山部、定年後四国遍路3回、西国巡礼1回、金と時間はかかる、だけど値打ちはあった。最初は車、それ以後は交通機関と徒歩併用、滅多に電車やバスはない。そのときは、何時間でも歩く。冬は寒いので、夏を中心に春と秋。いざとなると野宿、結局、野宿はしなかった。それなりの設備はあった。

 いまはカメラに少し凝っている。月を撮るのに、はじめはスマホのカメラ、しだいにコンパクトデジタルカメラ。でも、月を観るのが好きだから、カメラは二の次。特に、いまは寒い。

 50代では海外旅行、ソウル、北京、ヨーロッパ3回だけ。もっと行きたいが、もう海外は、ちょっと難しい。好奇心が国内に向き始めた。歴史を基礎に、佐渡島、隠岐の島、鎌倉と希望する場所は観光地、それでいい。

 奥様連れで。

 ソウルは部下と。ヨーロッパ、最初はツァー。あと奥様連れで。

 歴史と地理が大好き。自分で行くのが一番いい。

 50歳過ぎた頃、もう仕事より趣味、いろいろな。

 一時期のパソコンもそれに入るかも。40代半ばで趣味から仕事になってしまった。いまは道具。趣味ではない。

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