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昨日、歯科治療が終わった。やっと!歯科医師、最後に「残った歯を大事に!」

 古希である、70歳、前期高齢者、保険料も自己負担になって3割から2割、支払いのときホッとする。あまり医者へは行かない方だと思う。
 外科的負傷したときでも、自分でどうにもならないと判断したときとか、血圧も自分で決めた基準値より悪い場合に薬を飲み、それが払底したとき、この間は、半年空いて、さすがの医師も、「誰やったかな?」といわないばかり、カルテを真剣に読み直していた。
 そのとき思った、医者って職業大変だなぁって。私だったら、いっぱいお説教する。理屈なら負けない、だって私の身体だ、悪くなっても困るのは私、医者の言うとおりにして悪くなっても、医者は何の責任もとらない。とことん医者が悪ければ、医療訴訟も辞さない。それは大変だから、今はそういう事案はない。
 B型肝炎の医療保障、初めてした人はすごい。国を相手に裁判で勝つなんて、支援者がいたとしても、ものすごく難しいと思う。立派!
 さて、本来のテーマ、前置きがいつも永い。
 昨日、昨年12月以来通った歯科治療、やっと終わった。
 歯は非常に重要、なければ物が食べられないだけでなく、物を言うにも困る。まして痛みがあったりすると、日常生活にも困る。第一、痛い。
 昨年12月13日おぞましいことが一度に起きた。まず自転車で発進しようとして、左側に軽自動車を発見した、自動車の直前に自転車が出るのも非常に危険、ブレーキを掛けたが、なぜか中途半端、ついには、ゆっくり転倒した。スローモーションのような感じだった。転んだのに、どこも痛くなかった。自動車は停まり、しばらく様子を見ていた。すぐ、よっこらしょと起き上がったので、何もなかったのように去った。私も別に自動車運転者は悪いとは思わない、なんせ10メートル以上離れている。私の自傷事故だ。
 翌日から、なぜか腰が痛くなってきた。多少の影響はあっただろう。
 どこも打っていないない。
 外科へ行った。問診と触診だけではあった。骨折も打撲も、なんにもないとのこと。塗り薬と飲み薬を三日分もらった。
 夕食後のデザートに大好きなチョコレートピーナッツを前歯で齧った。それが痛くなった、それが歯科治療の始まり。
 ついでに、翌日、娘の主治医交替に新しい医師にご挨拶に行った。そこで停止線不停止で検挙された。これも私が悪い。
 三悪、三つも悪いことが重なった。
 腰痛は、かなりおちつき、いまだに少しかがむとき痛いいんじゃないかと懸念するぐらい、もうお爺ちゃんだから、だれも見ない、まぁ世間は、そんなものだから。
 歯科治療で、1本残り少ない自前の歯を抜かれた、ものすごいショックだ。自分の歯が1本減るのは、腕が1本減るのと同じみたいに感じる。
他人の首を斬るのは平気、自分の首を斬られるのは、人生のお仕舞い。首も腕も歯も、同じなんです。
 もう1本抜こうかという様子もあった。だけどしなかった。歯科医師は。
 ありがとう。
 これからずっと歯を抜かずに暮らしたい。
 と言いながら、いずれまた抜かれて総入れ歯になっていくことだろう。
 いつか人間死ぬ。
 そう思いつつ、明日をめざす。
 健康で元気な日々が愉しい。
 おやすみなさい。

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