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聴くことの力〜コーチング型マネジメントの可能性を僕は広げたいという話〜
個人の話しを聴いたってどうしようもないよ。課題は明確だけど打ち手がないから。
そもそも部下が本音を話してくれないんだよね。
サラリーマンとして企業に勤めながら、コーチングを説いていくとこんな言葉が溢れています。
例えば
・仕事量に対して人が足りない
・市場規模が縮小していて売り上げが立たない
・アイディアを出そうにもアイディアマンもいなければ、稟議も通らない
そんな環境や状況に置かれている中でよくわからないコーチングしろと言われても難しいわ!
おっしゃる通りかと思います。
それでも聴くことには力がある。生産性を上げ、売上を上げる、イノベーションを起こす力があることについて話をしてみたいと思います。
結論
不確実な世の中で稼ぐためには価値を生み出さなければならない。価値とは人の中に眠る可能性である。可能性を可視化、具体化する行為が聴くということである。
聴く力とは
聴く力というと漠然としていますよね。
ここでいう聴くとは
「愚痴や悩みを整理し、個人の心の奥にある価値観や想いを明確にすること」
です。
整理された思考は価値観に結びつき意欲になる。意欲になったエネルギーは行動になります。
行動の結果が売上だったり成果だったりする。
まずはこのロジックを腹落ちさせることが大事だなぁと思っています。
必要なものは信頼関係
ロジックが分かったとしてもそもそも話しができない。コーチングの場が持てないという悩みもあるかと思います。
話しができない理由としてよくあるのは
・上司(部下)にそんなこと話していいかわからない。
・自分は嫌われているから話せない
・プライベートな話は仕事でしないほうがいいのではないか。
などでしょうか。
大切なのは前提としての信頼関係です。
どんな関係性で話すのがいいのかというところを一番最初に決めないといけません。
・プライベートな部分は話さないほうがいいか
・自分は嫌わらていると思い込んでいるが、どんな関わりをあなたは望んでいますか?
・こんな話までしてもいいのでしょうか?
合意形成を得ないままフラフラと話し始めてもよくわからないままで終わってしまいます。
ぜひ信頼関係を気づくための許可をとる。合意を取る。ことをまず最初にしてみて欲しいのです。
相手を尊敬し、尊重しているかを確認する
ロジックはわかったし、合意形成もした。だけどそれで何が変わるかわからない。という人もいると思います。(ぜひコーチングを受けて欲しい人達です。)
「コーチングしろと言われて「傾聴」が大事と言われることはよくわかる。けど傾聴したからって何かが変わるとは思えない。」
こういった言葉が出ている時点で話す側はもう話したくなくなりますよね…
傾聴が大事だと聞いたから今日は自分の意見は言わないでひたすら聞いてみる!
と素直に聞かせてくれー!といってくれる人の方がよっぽど話しやすいです。
自らのスタンスやプライドを脇に置き、相手を尊重してどんな話でも聴く姿勢を持つこともまた大事な要素だと思います。自分が相対する人にどんな想いを持っているのか。確認した上で聴いてみてください
プロコーチよりも習いたてのコーチの方が聞けるときだってある
僕が研修を受けていた時の話しです。
既にプロコーチとして仕事受けていながら、これからコーチになる人達と共に勉強をする機会がありました。
いつものようにコーチングを行っていたのですが、これからなる人たちの方が話しがすごく弾んでいて、笑顔が多かったことがありました。
自分のコーチングが良いとか悪いとかではなく、隣でやっていた人が本当に一生懸命相手の話を聞こうとしてたんですよね。すごく前のめりな姿勢で、勉強したてのスキルに挑戦しながら、確認しながらひたすら聴く。
「それってこういうことですか?あーとえーと、こんなふうに考えたらどんなふうに思いますか?・・・そうですか。〇〇さんにとってはえーと〇〇か大事なんですね!」
それは盛り上がるよなって思いました。わからないなりにもとにかく聴くということをスタンスとしてとっているのです。話す側も話したくなるよなー!と。
ロジックが分かったってスキルがわかったって、スタンスとして聴くぞー!と熱意を持っている人には話している側も引っ張られます。
こんな世界が広がっていくと、一人一人が大事にされ、何かを起こすエネルギーに溢れた世の中になるんじゃないかと思うのです。
百聞は一見にしかず。
読むより、体験してみることでぜひその価値を受け取って欲しいと心から願っております。
勉強会もしていこうと思いますのでご興味ある方はご連絡くださいませ!
コーチングを教える人になろうと、それを仕事にしようと決めた
— まさよ@多動脳コーチ(ACC) (@hashimoso) February 3, 2020
そこにもはや理由とかなかった
何にでも理由がないといけないと僕は思ってしまうからモヤモヤしてたけど
美しいと思った直感とか、立ちたいと思ったこみ上げる気持ちとか
そんなものを大事に生きてもいいんだよなって思った
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