10月20日(金)「醗酵飲料(焼酎)・若潮酒造」
今日の豊田は、曇り時々晴れ、夜には結構強い雨。
最低気温は15℃台、最高気温は26℃近く迄上昇。朝冷えるかと思えば、全然暖かい。お昼はまぁまぁ暑くはなったものの、丁度良い気候ですねぇ。でも、明日は最高気温も18℃台迄しか上昇しない予報と少々冷え込むようなので、気を付けんとイケませんね(ソレでも、まだTシャツでイケそうだなぁ(笑))。さて、
昨日は宮崎は椎葉村に伝わる伝統の「醗酵食品・ねむらせ豆腐」についてお届けしましたが、本日は矢張り前回の九州旅の際に訪れた鹿児島は志布志にある「若潮酒造」さんについて書いて行きたいと思います。
今回の九州旅では、「百年の孤独」・「喜六」等で有名な宮崎の黒木本店、「黒霧島」等で有名な霧島酒造、プレミアム焼酎の3Mの一角を占める森伊蔵酒造、そしてこの若潮酒造の4つの焼酎蔵を訪ねてみました。
その中で、今の焼酎業界に於いて最も話題性があり、対応が丁寧で、且つ直販店が充実していたのがココ若潮酒造であり、とっても印象的で、訪問したコトによってより好きになったので、今回のネタに選んでみました。
若潮酒造。
設立は1968年と比較的若く、ソレ迄この志布志市にあった家族経営の蔵元5社(内田酒造・下戸酒造・東條酒造・稲付醸造・上村醸造)が協業して若潮酒造協業組合を、2008年にソレを株式会社化した鹿児島県の東部の蔵元となっています。
ココでは、①地域に寄り添うお酒(地域の日常酒)造りをすること、②蔵の一人ひとりの個性を活かしつつ新しい考え方を積極的に取り入れて焼酎の未来を描くこと、の2点を蔵の想いとして酒造りに励んでおられるとのことです(Mission/Value/Visionじゃあ無いけれども、こう言うコトをキチンと社員の皆さんにも伝えつつ焼酎造りを続ければ、更に高みを目指すコトが出来るのだと思います。。
この蔵には、①究極の日常酒造りと原料の個性を引き出した新しい酒質に挑戦する志燦蔵(しさんぐら)と、②木樽蒸留器で造られる伝統の焼酎造りを継承しつつ新たな挑戦を続ける千刻蔵(せんこくぐら)の2つの蔵があり、まぁ①の方では主として大量生産可能な日常酒を工業製品的に、②の方で伝統製法による少量多品種の伝統酒や革新的なジン等を手作り的に造っているワケです。
そして、彼らの想いに基づいて2017年から①の志燦蔵で造り出され、2018年から販売されているお酒が「Glow」シリーズ(以前ココでもご紹介したのはGlow EP05)。
以前にもお伝えしましたが、焼酎業界に於ける「本屋大賞」である「酒屋が選ぶ焼酎大賞」の芋焼酎部門で開催開始年から2年連続での大賞受賞ってのは、ある意味スゴいコトなんだと思います。今回の訪問で営業部長さんからお聞きして初めて「あ、そうだったのね!」と思ったのが、そもそもこのコンテストへの参加は自薦では出来ず、飽く迄も焼酎を販売する酒販店の方々が「お客さんに飲んで欲しいと思う焼酎」・「おススメしたい焼酎」選出し、ソコでノミネートされた焼酎を会場に集まった酒販店の方々がブラインドテイスティングで審査して大賞を決める、と言うやり方なんですよね。
従い、ドコかから変なバイアスを受けるコトもなく、公平にそして正直に、旨い焼酎が大賞に選ばれると言う仕組なんですよ。そんな環境下での2年連続受賞ってのは、やっぱりスゴい。
上述の通り、この蔵は可也マジメに焼酎造りに取り組んでいて、ソレは当日突然の訪問にも拘らず相当丁寧な対応戴いたコトにも表れていると思うし、蔵をわざわざ訪ねて来てくれたヒトに対して直販店限定商品(ネットでも販売しないヤツ)とかをキチンと用意してくれている姿勢(態度?)にも表れているんだと思います。そんなコトもあり、1万円購入以上で送料無料って言われたのに2万円ホド買っちゃったし(笑)。
とまぁ、可也酒造りにマジメに取り組んでいる酒蔵なので、機会あれば是非お運び戴ければと思います。
Glow 06もどっかで手に入れなきゃ!
今週はコレにて失礼致します。
来週は「未利用魚・イトヒキアジ」についてお伝えしたいと思います。
ソレでは良い週末をお過ごし下さりませ!