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2024年5月27日(月)「醗酵飲料(焼酎)・麦汁」

今日の豊田は雨のち曇り、夜からも雨。
ソレでも朝方の最低気温は19℃、日中の最高気温は23℃迄。
昨日の午後からまたしてもお里帰り。東京も雨は降ったようですが、もう少し気温は上がってたみたいですね。
昨日からは二十四節気小満の次項、七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」(紅花が盛んに咲く時季)。紅花、この辺じゃあ見ないですねぇ。さて、

先週末はとっても美味いと言われる「未利用魚・ギンブナ(まぶな)」についてお届けしましたが、本日は「醗酵飲料(焼酎)・麦汁」についてお届けしたいと思います。

麦汁。
コレは熊本の豊永酒造サンが世に送り出している麦焼酎で、そのネーミングの通り麦の旨味を確りと引き出すコトに成功しているお酒です。
この間は若潮酒造さんのGLOW/EP05をご紹介し、ソレが酒屋が選ぶ焼酎大賞で2年連続芋焼酎部門で大賞を受賞したとお伝えしましたが、コチラの麦汁は2022年の第1回の焼酎大賞の麦焼酎部門で大賞を受賞したお酒なんです(第2回の麦は「新焼酎 特醸泰明」)。
この大会はブラインドテイストで参加した酒屋さん達が旨いと思った焼酎に投票して決める方式を採っているので、ある意味シガラミもコネも効かないガチンコの味勝負であると言えます。ソレで大賞を取っているんだから、大した実力なんだと思いますね。

そもそも、豊永酒造さんと言えば、米焼酎で有名な熊本を代表する「球磨焼酎」を造る伝統ある蔵元さんです(創業は明治27年(1894年)なので、130年の歴史)。この蔵が造る米焼酎である「常圧豊永蔵」は第1回酒屋が選ぶ焼酎大賞で大賞を、代表銘柄の「豊永蔵 無濾過 自我田」は優秀賞を受賞してます(第2回では受賞逃しましたが)。

基本的には米焼酎造りをメインとする豊永酒造さんが契約米農家サンからの依頼を受け、米焼酎造りのノウハウを活かして約10年ホド前から造り始めた麦焼酎がこの「麦汁」。自社の有機田で栽培・生産した国産有機麦(はだか麦)を100%使い、使用する麹も麦麹。しかも、無濾過。従い、そのネーミングの通り「麦の果汁」とでも言いたくなるような、麦チョコ系の香ばしさを多く含み、旨味と甘味たっぷりの麦焼酎です。ある意味、「兼八」や「特醸泰明」等他の麦チョコ系焼酎の一派とも言える出来栄えに仕上がってます。旨いですね、コレも。
コレもラインナップに入れるかなぁ。

明日はこの間焼津の長兼丸さんを訪ね、仕入れて来た「未利用魚・エゾイバラガニ(ミルクガニ)」についてお届けする予定です。

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