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2024年3月12日(火)「調味料について考える」

今日の東京は曇りのち雨。
朝方の最低気温は6℃、日中の最高気温は10℃に届かず。
朝の気温は少々上がりましたが、雨が降ったせいでか最高気温はあんまり上がりませんでした。もうそろそろ春めいて来てくれても、エエんですけどねぇ。さて、

昨日は秋田の郷土料理でもある「醗酵食品・いぶりがっこ」について書きましたが、本日は「調味料について考える」をお届けしたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

調味料。
スーパーなんかの調味料売場に行ってみると、まぁあるわあるわ。基本の調味料である「さしすせそ」(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)にも夫々産地やらメーカーやら薄いのやら濃いのやらがあり、色んなモノを足したバリエーションもあり、ソレらに加えてみりんや料理酒、胡椒や唐辛子、更にはやれケチャップだ、ソースだ、各種香辛料やハーブ、ラー油にマスタードと、正に百花繚乱、多士済々。
まぁ、料理するのにホンマにこんなに必要なんかいな!?と思わされるホド。確かに、あの料理にはこの調味料、この料理にはあの香辛料は欠かせない等、ホンモノに少しでも近付けたかったら、そう言う調味料を揃えたくなっちゃう、と言うのは大いに理解出来るトコロであります。

以前から書いているように、最近では健康関連やら食いモノ関係の書籍をaudibleで聴きまくっているワケですが、そういう本を読んでいると、どうしても食品添加物やら化学系調味料やらのコトが気になってしまっております。そして、スーパー等で調味料類を物色する際にも、自然と裏のラベルを見てどんなモンが含まれているのかを確認してしまいます。結構入っているんですよね~、コレが。
特に、本だし系とかソース系なんかにはもうホントたっぷりと。矢張り、コレは気になるし、多量に含まれているモノを見てしまうと、買う気も失せる(アレ、人工的に造られた旨味だし、カラダに良い影響を与えるコトは殆どないんですよね~)。
となると、どうしても自然由来の調味料を買いたくなるのが性(サガ)ってモノでありますね。ただ、自然由来のモノだけだと矢張り少々値は張る。でも、多分コレは已むを得んのだろうと思いますね。

調味料は料理の基本(骨格?)を為すモノでもあると思うので、ココをケチったらアカンと言う気もします。
ただ、最近読んだ(聴いた)本の一つに「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」(稲垣えみ子著)ってのがあって、このヒトが中々に潔い暮らしをしてて、オモシロかったんですよね。以前は美味しいモノを求めて食べ歩いたり、色んなレシピ本を漁っては美味いモノを自分で作ったりしていた筆者が、(朝日新聞社を)早期退職したコトを機に暮らしの断捨離?をして、冷蔵庫ナシ・ガス契約ナシ・調理器具も調味料も最低限の一汁一菜生活を始めたら、コレが楽しいのなんの、と言うおハナシ(要約し過ぎかな?)。中々に、目からウロコです。で、このヒトは調味料に関しても潔く断捨離してて、家にある調味料は塩・醤油・味噌程度。じゃあ他はどうやって味付けしてるかって言うと、味付けはせずに干したりじっくり煮込んだりして素材の味を存分に引き出して、食材そのものを味わい尽くすのだとか。常々自分としてもSimple is the Best!!とも考えているので、この考え方はアリだな、と感心した次第。
確かに、素材の味を愉しもうと思ったら、余計な調味料やら香辛料やらはもしかしたら邪魔になるだけなのかも知れませんね。必要最低限のモノだけを揃えて、素材の味を引き出す料理。エエじゃないですかね。
4月号のdancyuの特集は「ミニマルレシピ」。最近はミニマル料理だのミニマルレシピだのの本も結構出されていて、こうしたシンプルに出来る食いモノが流行っているんですね(SDGs絡みの意識高い系??)。

その代わり、最低限使用する調味料は良いモノを取り揃えたいし、素材だって良いモノを選びたい。残留農薬やら遺伝子組み換えやら、ゲノム編集やら代替食品やらと色んな食材・食品等はあるけれども、極力自然に近い、天然モノで生産者のおカオが見える(≒traceabilityのある)食材・食品を使いたいモノですね。

使う調味料、上記を良く考えた上で厳選して買い込んで行きたいと思います。
明日は「醗酵飲料(日本酒)・飛鸞(ひらん)」について書いて行きたいと思います。


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