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2024年12月17日(火)「漁師料理(?)・いかめし」

今日の東京も快晴。
朝の最低気温は1℃弱、日中の最高気温は14℃。今日はやや気温上がりましたね。午後一の時間帯では割とポカポカしてて、暖かい一日でしたかな。さて、

昨日は「未利用魚・ツキヒガイ」についてお伝えしましたが、本日は「漁師料理(?)・いかめし」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

いかめし。
コレは北海道の函館や渡島(おしま)の郷土料理ですね(あれ?漁師料理じゃないのかい!?)。
まぁ、漁師は漁の最中の忙しい船上や、戻ってから一息付くトコロでイカの体の中に米詰めて炊く、なんて面倒臭いコトはしないか…。そりゃ、そうだわな(笑)。

と言うコトで、コレは第二次世界大戦中、食料統制における米不足が深刻化されるなか、函館本線森駅の駅弁(現「いかめし阿部商店」が製造販売)として考案されたのが始まりと言われているのだそうだから、全然漁師料理じゃあ無いですね(スミマセン…最近この手が多いかな…)。割と新しい(1941年発売)と言うコトに、少々ビックリ。

でも、このいかめしは全国的には割と馴染みがあると思うし、食べたコトあるヒトも多いんじゃあないですかね(ホンモノの北海道のヤツで無いでしょうが)。やっぱ、百貨店の北海道展などの催事や、もしかしたらスーパーなんかの惣菜として売り出されてたコトもあると思うので、ソレで食べたコトあるヒトが多いのかな?
確かに、コレはスルメイカの胴体に米詰めて醤油・酒・みりんで煮れば間違いなく美味いモノが出来るのだから、作る側にとっては手間暇が然程掛からないし、買う側にとってもお手軽で美味いしと言うコトで、ある意味win-win関係が容易に構築出来る(?)お料理だとも言えましょう(笑)。

ただ。
最近は日本近海に於けるスルメイカの漁獲量が激減していて(以下グラフはコチラから拝借)、皆さんも昨今のスルメイカの高騰っぷりには辟易とされているのでは無いでしょうか?昔はスーパーで1ぱい100~200円で買えてたモノが、今や安くて500円、大振りの良さげなヤツだと1ぱい1,000円なんてモノも出て来てるホドなので、もう高級イカです(事実、スーパーではヤリイカやケンサキイカの方が安かったりしてるケースも散見)。
となれば、そうそう気軽にはいかめしを作るコトは出来んなぁ…。
コレは由々しき問題であります。

データは古いですが、こんなに漁獲量減少してりゃあ、値も上がるハズだ(泣)。

も一つの問題は、酒飲みは酒飲んでる最中にメシを食うと言う習慣があまり無い(コレはヒトによりますが…)。いかめしを食いながら、酒呑むってのは少々邪道のような気も…(まぁ、この点は好みの問題なので、あまり深入りはしません…)。

ま、安いスルメイカが入荷したら、ヤルかも知れません。
明日は「醗酵飲料(焼酎)・最近流行りのフルーティ系焼酎」について書いて行きたいと思います。

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