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2024年6月12日(水)「醗酵飲料(ウィスキー)・御岳 The First Edition 2023」

今日の東京は晴れ。
朝の最低気温は20℃、日中の最高気温は30℃迄上昇。暑い一日でしたね。何だか梅雨入り前に夏になっちゃったみたい。さて、

昨日は「未利用魚・カタボシイワシ」について書いてみましたが、本日は「醗酵飲料(ウィスキー)・御岳 The First Edition 2023」についてお届けしたいと思います。

御岳 The First Edition 2023。
鹿児島で富乃宝山等を造る西酒造さんが、2019年にわざわざ御岳蒸留所と言うウィスキー専門の蒸留所をオッ建てて最初に造り出したウィスキーがコレなんです。

西酒造と言えば、創業は1845年(弘化2年)と言うから約180年の歴史ある蔵で、上述の通り富乃宝山や天使の誘惑等の焼酎が有名で、且つ革新的な商品を次々と繰り出している蔵の一つでもあります。昨今では、「天賦」ブランドでの日本酒、「ORIGIN」ブランドでのクラフトジン、ニュージーランド北島でオーガニックのワイナリーを2019年に買収し「Gladstone URLAR」ブランドでのワイン造りも始めていて、精力的な展開をされてますね。

同蔵では2011年に鹿児島市内からクルマで20分程度の丘陵地にある旧鹿児島ゴルフクラブを買収、他社に運営を任せていたものの過当競争に晒されて赤字続きであった中、ウィスキー造りの蒸留所探しをしていたトコロ、この地にはキレイな天然の軟水と澄んだ空気に恵まれているコトに気付き、ココに蒸留所を建設するコトに決めたとの由。
従い、この御岳蒸留所と言うのは、桜島錦江湾を望む標高約400mのゴルフ場(現在は鹿児島ゴルフリゾートに改名)の中にある蒸留所なんですね。因みに、御岳(おんたけ)と言うのは桜島の北岳・中岳・南岳の3つの峰の総称なんだとか。
しかも、鹿児島ゴルフリゾートはとってもオモシロい取り組みをしようとしています。2021年には既存のゴルフ会員の預託金を全て返却し、2022年2月からクローズ、現在はコース改修中で本年後半には再オープン予定との由。将来的にはオーナーズルーム完備のクラブハウス、ダイニングある受付棟、ウィスキーショップの建設も予定されているそうで、基本的にはウィスキー樽購入の「御岳蒸留所オーナーズクラブ」メンバーだけが利用可能にするのだとか。要はゴルフ会員権の代わりがウィスキー樽と言うオモシロい制度です。確かに、スコットランド等を発祥の地とするゴルフとウィスキーの相性は良いのでしょう(笑)。ただ、自分はゴルフはとうにヤメてしまっているので、このクラブメンバーには魅力感じませんが。

そんな御岳蒸留所は2019年から稼働、2023年12月に満を持して(?)発売となったのが、コレ。
当初はネットでの抽選販売だけだったようですが、偶々この間東京駅のハセガワ酒店を覗いたら、現物が販売されていたので、高かったので多少の躊躇をしたものの、ついつい購入。
定価14,300円もしたワケですが、流石に稀少品だけあってメルカリやヤフオク等では倍の値段での取引もされてるみたいです。
そんな貴重なお酒なので、おいそれと開けるワケにも行かず、家の棚に鎮座されてます。飲んでないので分かりませんが、同蔵HPのTasting Noteでは以下となってます。

澄んだ琥珀色。芳香豊かでリッチなアロマは、焼きリンゴやアプリコットの甘やかな香り、そして、爽やかな柑橘、スパイス、さらに香ばしいトースト香が折り重なる。味は辛口ながら中盤からフルーツケーキやバニラのような芳醇な風味とコクのある味わいが広がる。滑らかで長い余韻。

まぁ、西さんが造るお酒なので間違いはないとは思いますが、まだまだ若い酒だし、軟水ベースでドチラかと言うとピート香が効いたガツン系が好きな自分の好みとは逆方向のお酒だけれども、「世界を狙う、じゃない、世界が狙う、ウィスキーになる」コトを目指しているとのことですので、期待はしてます。いつになったら開けられるかなぁ(笑)。

明日は「内臓料理(動物)・ハツ刺し」について書いて行きたいと思います。

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