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2024年7月24日(水)「プラスチックフリーについて考える」

今日の東京は曇りのち晴れ、午後には激しい雷雨、その後小雨のち曇り。
朝の最低気温は26.5℃、日中の最高気温は36.5℃。今日は土用の丑の日。ウナギ食べる日ですが、ウナギの値上がりもハンパないので、自分の口には中々届きませんですねぇ(笑)。今年は8月5日(月)も土用の丑の日のようです。
もう一つ。今日は「第三回 酒屋が選ぶ焼酎大賞」の発表があったのですが、芋焼酎部門でココでも紹介してる若潮酒造さんの「GLOW EP05」が三連覇!こりゃ、スゴい。さて、

昨日は「漁師料理(?)・クラムチャウダー」について書いてみましたが、本日は「プラスチックフリーについて考える」をお届けしたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

プラスチックフリー。
毎年7月ってのは「プラスチックフリージュライ(Plastic Free July)」と言われていて、近年SDGsやらサステナビリティへの注目度が高まりつつある日本でも広がりを見せている運動なのだそうです(もうそろそろ7月も終わりですが…)。
コレは2011年にオーストラリアのNPO団体「Plastic Free Foundation」が始めた「使い捨てプラスチック製品の使用を止め、環境に配慮した暮らしを意識しよう」と言う運動で、昨今の風潮を踏まえて全世界的にも広がりを見せつつある動きになっているようです。
因みに、日本は2018年にUNEP(国連連合環境計画)が発表した報告書で「一人あたりのプラスチック廃棄量が2番目に多い国」として名指しを受けているらしいのです(因みに1位はアメリカ)。

我が身・我が生活を振り返ってみても、プラごみの多さは少々行き過ぎているなぁ、と感じる今日この頃なのであります。日本は過剰包装社会であるので、プラごみが多くなるのはある程度已むを得ぬコトなのかも知れませんが、各自の工夫次第では相当量のプラごみは減らせると思うので、ココは一つキチンと意識して生活せねばならんな、と思いますね。

このプラスチック廃棄物の最も身近で、危惧される問題は「マイクロプラスチック」による海洋プラスチックごみ問題でしょうか。世界中で少なくとも年間800万トンのプラゴミが海に流出していると言う説もあり、コレらが海鳥や海洋生物がエサと間違えて食べたり、廃棄された網やロープにコレらの生物が絡まってしまったり、海岸の自然景観を損ねたり等、色んなカタチで環境や生態系に大きな影響を与えると共に、漁獲物へのゴミの混入等による漁業活動にも損害を与えてます。この問題を解決する為、全国各地で漁業者や地域住民による海洋プラごみの回収の取り組みが行われています。

が、我々一般庶民に出来るコトとしては、極力プラスチック製品の使うコトを減らす、即ち①減らす(Reduce)・②再利用する(Reuse)・③リサイクル(Recycle)すると言った3R活動(最近では④断る(Refuse)も加えて4R活動等と言われているようです)にマジメに取り組むコトでしょうか。ソレが、このプラスチックフリー生活を送るコトになるのだと思います。

では、具体的にナニをするのか。プラスチックは本当に様々なモノに組み込まれているので、その辺りの知識を持ち、そしてソレを意識して生活するコトが肝要になるのだと思います。
一番分かり易いのは、エコバッグやテイクアウト時のマイボトル利用、プラスチックストローやコンビニ弁当のプラスプーン・フォークの不使用なんかなのでしょう(コレらは既に取り組んでいるヒトは多いとは思いますが)。
個人的に、「え?ソコ迄やるの!?」と思ったのは、ラップ類不使用とか、食器洗剤やボディソープ・シャンプー・石鹸等を自然素材のモノに換える、ハンガーや洗濯バサミをステンレス製・木製に替える、箒や食器洗い用スポンジを天然素材のモノに変更、消臭剤を止めて重曹や炭に替える等々。

確かに、多くのヒトがコレらの取り組みに参加すれば、海洋プラごみ汚染は着実に減少方向に向かうのでしょうが、コレはもう便利さとの引き換えですね。
まぁ、使い捨てってのは確かに洗う手間暇やらコスト的な問題等も考えれば、便利で安価なのかも知れませんが、実は犠牲にしているモノも多いのだ、と言うコトは意識しないとイカンのでしょう。

また、大手のプラスチックメーカーも様々な取り組みをされているようで、カネカが開発した生分解性バイオポリマーGreen Planet(100%バイオマス由来で、海水中で生分解されるプラスチック素材…コレにより海洋マイクロプラスチック問題を解決!)に対する取り組みなんかもとってもオモシロいと思いますし、コストさえ下げられれば(←でもココのハードルは相当高そう…)、利便性との両立も不可能ではないような気もします。実際に、セブンやファミマ等の大手コンビニや、スタバや資生堂、東急ホテル等もこの動きを受けて商品の採用をしたり共同開発を手掛けたりと言うコトにも取り組んでいるようです。

と言うコトで、お店をヤル際にもこの辺りのコトは充分に意識した上でやって行かにゃあイカンな、と考えた次第であります。
まぁ、あんまり極端に走る必要も無いとは思いますが、上手くバランスを取り乍らやって行くしか無さそうです。

明日は「未利用魚・セトミノカサゴ」についてお届けしたいと思います。

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