5月3日(水) 基本コンセプト①「未利用魚」
今日の豊田は晴れ時々曇り。
最低気温は9℃、最高気温は24℃で、引き続きGWらしい清々しい天気が続いています。一昨日・昨日と修業先は営業していて、今日から自分もGW突入で7日迄はお休みです。従い、今日からはややまったりモードであります。さて、
現在妄想中のお店の基本コンセプトが、①未利用魚・②有害鳥獣(ジビエ)・③醗酵(食品・飲料等)・④二十四節気(旬)の掛け算であることは既にお伝えした通りでありますが、今日からはその一つ一つについての考え方等について、お話をさせて戴きたいと思います。
ヒトと話をしている中で「未利用魚(みりようぎょ)」と言う単語を発すると、大抵のヒトからは「は?」と聞き直されるコトが殆どです。ソコで、「未(み)」・「利用魚」だよと区切って言ってあげて、更に「ホレ、アジ・サバ・イワシ・マグロ・タイ・サーモンみたいにスーパーではあまり売られていないおサカナ」と解説すると、「あ~、未利用魚ね」なんて反応が返って来るのが通常ですね。
自分のようにしょっちゅう市場や漁港巡り、釣りや食べ歩き等をやってサカナに興味・関心を持っている人間でもない限り、ソレが普通の認識なんだと思います。
その未利用魚(時としては低利用魚等と言われるコトも)は上述以外のおサカナ全般を指し示すコトバなのですが(随分と大雑把ですね~)、巻き網や底引き網等で漁師さん達が漁獲する際に、アジ・サバ等と一緒に獲れるものの、食べ方も分からず市場価値が低くて安値で叩き売られるか、場合によっては廃棄されてしまうサカナなのであります。でも、ソレらが美味くないかと言えば、別にそんなコトはなく、キチンと処理してやれば美味しく食べられる魚は多いのであります。
生来自分はケチで、格安で売られてたり、廃棄されてしまっていたりするのは見ちゃおれない性分なのです。
昨年秋に放映されていたドラマ「ファーストペンギン!」は、元々山口県の萩大島に飛び込んだ漁業に関してはシロウトだった若い女子が、漁協に卸せないこうした未利用魚の直販ビジネスに着手し、様々な障害にぶつかりつつも幾多の困難を乗り越え、旧弊を打破しつつ、発展・成長して行く姿を描いた実話に基づく物語なのです(漁業をテーマにしたドラマは、TV業界でもお初だったようです)。
従い、これらのサカナ達を少しでも何とかしたい、美味く食べて貰いたいと思い、これを基本コンセプトの最初に掲げたワケであります。
ソレらの入手ルートについてはまだハッキリとは決めていませんが、地元愛知県の西浦鮮魚マーケットや一色さかな村の魚屋さん、駿河湾や小田原近辺、もしかしたら北海道や富山、九州等からも仕入れられたら良いな、と考えています。
おススメのルート等あれば、是非教えて戴ければと思います。
では、明日は基本コンセプト②の有害鳥獣(ジビエ)についてお話ししようと思います。
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