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50歳から趣味で楽しむアロマテラピー・1
ニオイでココロとカラダをイジル
~アロマテラピーの効果
においで左右されるココロとカラダ
…あぁ…いい香り…
「いいにおい」って何だか幸せな気分になりませんか?
花の香り、太陽の香り、雨上がりの森の清清しい香り、草原を渡る風のにおい、赤ちゃんのあたまのにおい…
あるいは、
おいしい香り。たとえば焼きたてパンの香りや、街中のカレー屋の店先。焼肉、鰻屋さんならにおいそのものが看板になってますよね。
「いいにおい」かどうかは別として、たとえば「ばあちゃん家(ち)の懐かしいにおい」とか、愛猫の肉球のにおい、あるいは異性の持つ独特な、すれちがいざまのドキっとする香りとかにココロ動かされたり、感情をゆすぶられたり、妙に落ち着けたり。
美味しそう、大好き、わくわく、うれしい!
「気分」が上がれば、「身体」も元気になる。それは何とも「理性で理解できるような感覚」じゃなくてこう…無条件にお腹の底からわきあがってくるような「幸福感」を感じることさえあります。
逆に…
「臭い」場所にずっと長く居ると気分が悪くなる。体調が明らかに悪くなる。
防衛反応として、ある一定の悪臭なら鼻(嗅覚)はバカになって(慣れて)、感じなくなることもあっても、それこそ、そんな防衛反応も効かないような悪臭だと頭痛、吐き気をもよおしたりして明らかに体調が悪くなっていく。。
さらに言うと、
「他人にとってのいい香り」が、必ずしも自分にとっていい香りとは言えないモノだったりすることもある。
"海外製の柔軟剤"が大量に入ってきた頃からだと思うのだけど、そういったものに代表されるような、かなり強い、いわゆる『イイカオリ』が出始めたあたりから表だってきた『香害』問題。
キツ過ぎる「いい匂い」は、それが刺激になり、人によっては気分、体調を崩す人さえ出てくる。
あるいは、
そんな「香害」でなくても、個人的に「トラウマ」を抱えているような種類のにおいだと、一般的に「いい香り」とされているものでも、心理的に脅かされ、やがて体調を崩すことだってある。
それはまさに
「香りのチカラ」がココロやカラダの調子を左右する。
…こういう、言葉だけだとピンとこない、ちょっと信じがたいような言葉も、ここまで書いたようなひとつひとつを思い起こせば、誰でも思い当たるフシがあるでしょう。
においのチカラを逆に利用する
「"アロマテラピー"って知ってる? どういうイメージ?」
「 "いいにおい" を嗅いで気持ちよくリラックスできる」
言葉は知られていても、大雑把なイメージとしては、この程度で留まっているのが実情ではないでしょうか。
私も当初は「アロマテラピー」というワードそのものに、ある意味「胡散臭さ」さえ感じていました。
あるいは…
「アロマ」または「アロマテラピー」というと、たとえば「お金持ち」といえる層のひと達、または、いわゆる「若い女性」、中でも「セレブ」的な人たちが美容のために通うサロンなんかを思い起こさせる…
そういったイメージ。
なので男性、特に私のようなそろそろ「年配」と言われ始めるような人種(要はオッサン)からすると、非常に「遠い存在」のもの、と言ってもいい。
ところが。
先述の通り、ヒトは「におい」や「香り」で精神や体調まで左右され得る。
それはつまり逆に言えば、
ヒトは『嗅覚』によってココロやカラダをイジルことができる。
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