努力は「しちゃう」もの~没頭脳の作り方~
大きな地震が関西を襲いました。お蔭様で私の家族は全員無事でした。
みなさんは、大丈夫でしたか?
さて、先日、 #U10 (4年生以下)の試合がありました。
そこで4年生の保護者の方が、 #感動 して涙を流されていました。
「あの子が、 #自分でやりたい って言ったんです」
「あの子が、あんなにがんばっている姿を見ていると・・・」
いったい何が起きたのでしょう。
また、何が彼をそうさせたのでしょう。
1.大事件
2.「がんばっちゃう」
3.没頭脳って?
4.没頭脳の作り方
5.私の場合・・・
1.事件
その4年生は、お兄ちゃんが大和で活躍しています。
でも、その子は入部を渋っていて、表現が苦手なようでした。
最近、チームに少しずつ、少しずつ馴染んできて、ようやく試合も楽しめるようになってきました。
そんな矢先、ヒザが成長痛になってしまいました。
「痛いけど、やりたい」
そう心に決めて、1試合目に出場。2試合目は大接戦。彼はコートに立ってボールを追い続けました。
最後はみんなに任せるため、足を引きずってベンチに戻りました。
その姿は、間違いなく見ている人を感動させていました。
2.「がんばっちゃう」
よく学校では、「努力しなさい」とか「努力は報われる」と言われますが、私はそうは思いません。
この場合、「努力」とは「嫌なこと、苦手なことに挑戦すること」という意味合いが強い気がします。
学校では、「漢字のテストで満点をとるために『努力しなさい』」という努力の強制がしばしば見られます。
体育館でも、「努力して練習すると、結果がついてくる!結果がついてこなくても、努力したことに意味がある!」という言葉も聞こえてきます。
MLBで活躍するイチロー選手は「 #努力は報われる ?」という質問に以下のように答えています。
「報われるとは限らないですね。もっといえば、努力と感じている状態は、まずいでしょうね」
「その先に行けば、きっと人には努力に見える。でも、 #本人にとってはそうじゃない …という状態が作れれば、それは勝手に報われることがある…ということだと思います」
『Interview with ICHIRO Long ver.』 イチロー スペシャルインタビュー フルver. ザ・プレミアム・モルツ サントリー CM ーより引用
さて、先に出てきた4年生は、「努力させられている」のでしょうか。「がんばらされている」のでしょうか。
いいえ。「 #努力しちゃっている 」「がんばっちゃっている」状態ですよね。
足が痛くても、試合に出たい!
しんどくても、走りたい!
まさにバスケにハマッちゃっています。
3.没頭脳
この言葉は私が思いついた造語です。「 #ゾーン 」や「 #フロー 」とは少し違います。
「ゾーン」や「フロー」は、集中力が最高に高まり、一定の間、パフォーマンスが向上することだと思います。
「没頭脳」は、いわいるハマッている状態です。
たとえば、私はずっとバスケットにハマッています。小学3年生にはじめました。それ以来、混雑している人の間を敵に見立てて抜いていったり、ジョーダンのシュートを真似したり、大阪でジョーダンのドキュメントの映画を一人で見に行ったりしていました。今はサッカーを見て、バスケットにつなげてしまっています。
ちなみに、私は今、 #FIFAワールドカップ の試合がたまらなくおもしろくて、夜中の3時からの試合を見ては、テンションがあがっています。そう。寝不足になっていますが、ハマっています。ある意味、没頭脳ですね。
#堀江貴文 さん、 #茂木健一郎 さんなど、著名な方々も「好きになること」「ハマること」で勉強をされていたそうです。
大和の全員がそうなったときに、どうなるのか、想像もつきません。
4.没頭脳の作り方
では、どうやってそんな脳にするのでしょう。
「自分自身でもなかなかできない」
「子どもにどうやって?」
①さりげない環境づくり
たとえば、「テレビでバスケの試合がいつもかかっている」「家にスラムダンクの再編版が落ちている」「電話で子どものバスケ自慢を子どもに聞こえるようにする」「(実は買っているけどw)B1のチケットもらえた!一緒に行く?」「youtubeのオススメにNBAアシスト集を入れておく」などなど。。。
子どもが食いつけばラッキー。気づかなくて当たり前。
そんな気持ちで #環境づくり できると、きっと、バスケットに没頭するでしょうね♪
でも、期待はしないでください。だって、子どもたちが気を使ってしまいますから・・・
②「失敗」を「自分事」として感じられる関わりづくり
子どもは必ずたくさん「 #失敗 」します。そのときに、(命にかかわること以外は)何もしないようにしてくださいね。
「忘れ物した!パパママ!持ってきて!」と泣きつかれても、
ニコッと笑って「残念だったね」と断りましょう♪
「それでバスケが嫌いになったら・・・」
「それで周りに迷惑がかかったら・・・」
心配要りません。「 #自己責任 」ですから。「 #待っていると 」必ず時間をかけて、少しずつその子のペースで成長しますから。
5.私の場合・・・
父親がバスケットボールを指導していたこともあり、身近にバスケットがありました。物心つく前に体育館で遊んでいたり、実業団(今のBリーグ)の試合を最前列で見たりしていました。実業団の選手の練習会では、中学生のときにお会いして、シューティングのパスをさせていもらいました。そんな「 #環境 」があったのは、やはり親のおかげだったのだと思います。
あとは、「チームを選んだこと」が「 #自分事 」として捉えられたのかもしれません。ミニバスは見学に行って「ここがいい!」と言い、高校は「この人に教わりたい!」と決めて進学しました。その中で、たくさんの失敗をしましたが、自分のペースで成長できたのだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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