Masaya
ピアノの練習日誌、ピアノのコンサート記録、ネット上で見つけたピアノ関係のコンテンツをシェアします。基本的にクラシック音楽の話題です。
ハリウッドや世界の最新の映画や海外ドラマのこと、映画祭情報、フィルムスクールのことなどを、現地での経験も絡めて、書いていきます。
2020年8月に東京からストックホルムに引っ越しました。 こちらでの生活のこと、スウェーデン文化のこと、その他書いていきます。
まだブリュッセルにいた今年の7月、『Pianist』というピアノ雑誌がヤマハのイギリス支社と組んで行ったアマチュアピアノコンクールにエントリーしていたのですが、先日結果が出ました。 このコンクールは動画を自分で撮って送るオンライン形式で、ジャズや現代曲などをメインとするモダン部門と、いわゆるクラシック音楽がメインのクラシック部門の2つのカテゴリーがありました。 僕は当然クラシック部門に応募したわけですが、結果は残念ながら上位3人には入れなかったものの、ショートリスト入りは
去年の8月から一年、ベルギーのブリュッセルにいたのですが、この日曜日にスウェーデンの首都ストックホルムに戻りました。水曜日にピアノを含む家具などが運び出され、それらが昨日ストックホルムに着きました。 というわけで、6日間ピアノ無しの日々を送った結果、ここ2日間くらいまた弾き始めてみると、なんとなく具合がよくありません。 ミスタッチが非常に多くなったし、そもそもまだ引っ越しの荷物を片付けた後の時間で弾いているので、どことなく体が疲れている感じがします。特にノクターンとポロネ
せっかくnoteを始めた矢先ですが、7月の後半からいくつかの旅行と引っ越しがあり、あまりガッツリ練習ができない状況になっています。 ですがとりあえず前回の投稿以来の感触を少し書きます。前回の投稿では、今取り組んでいる曲のリストが、すでに少し変更がでまして、今取り組んでいるのは: ショパン ワルツ第2番作品34-1 ショパン エチュード作品10-5, 25-5 ショパン 前奏曲作品25-1, 2, 5, 15 ショパン ポロネーズ第6番、第7番 ショパン ノクターン
昨日は練習のためにブリュッセルのMaeneに行きました。 ここはピアノの販売から調律までを行っている会社なのですが、小さなコンサートホールとリハーサル室を時間単位で個人練習にも貸し出していて、大人でも一時間あたりたった€6で(学生料金はさらに安い)グランドピアノを使わせてもらえるので、この一年非常に重宝していました。ブリュッセルにはこういう場所がいくつかあり、一方でピアノを持たない一般人が時間単位で借りられる場所がほぼないストックホルムと違い、すごくありがたいのです。 そ
2023年7月15日現在。 ちょうど7月上旬までショパンの『バラード3番』(こちらは高校1年2年の時に一度弾いた経験あり)とバッハの『パルティータ2番』のシンフォニアを弾いていたのですが、こちらには一旦区切りを打ち、新しいレパートリーの譜読みを始めました。 練習しているのは ショパン ワルツ第2番作品34-1 ショパン エチュード作品10-5, 10, 25-11 ショパン 前奏曲作品25-1, 2, 5, 6, 15 ショパン ポロネーズ第6番、第7番 ベート
僕の人生で大切なものは?ときかれたら、ピアノはかなり上位に来ると思います。ピアノは僕が物心ついた時から、ある時は僕の遊び相手として、またある時は暗い感情を受け止めてくる相手として、さらには物事の厳しさや忍耐強く続けることの大切さを教えてくれるものとして、ずっと存在していました。そして、これからもピアノとは何らかの形でずっと関わっていくんだろうな、と思っています。 僕のピアノ歴は別の機会に書くとして、ここに来て僕のピアノに対する向き合い方が少し変わったここ数年について書いてお
随分とご無沙汰していました。 これまでの記事を読んでくださっている方がいることは、時折来る通知で知ってはいたのですが、なかなか書くべきアイディアをまとめ、ここにログインして実際に記事をアップするまでに至らず、気が付けば2021年9月以来実に1年半ぶりの更新。 その間何をしていたかというと、一時的に拠点をブリュッセルに移し、フランス語を勉強し、完全リモートで仕事をしていたという感じでしょうか。 フォローや通知を見る限り、フィルムスクールの内容に興味を持ってくださる方も意外
先日書いた「クリストファー・ノーランの新作」という記事で、ノーラン監督の新作情報を載せましたが、その続報です。物語は、第二次世界大戦中、原子爆弾の開発に身を投じたロバート・オッペンハイマーに関する内容で、同じく第二次世界大戦が舞台になった『ダンケルク』とどこか通じるものもありそうです。 まず気になる公開時期は2023後半、もしくは2024年とのことですが、さらに気になっていたのは、どこのスタジオと組むのかということでした。元記事の伝えるところによると、ユニバーサル・スタジオ
昨日、クリストファー・ノーラン監督の『テネット』に続く新作の情報を報じた記事が出ていました。その内容というのは第二次世界大戦中、原子爆弾の開発に身を投じたロバート・オッペンハイマーに関するものというです。 ノーラン監督は、『テネット』の前にも『ダンケルク』にて第二次世界大戦をめぐる作品を作りましたが、今回は原爆の開発に携わったオッペンハイマー氏に関する内容とあって、日本人にとってはやや複雑な思いを抱きながら見ることになりそうです。 一方、ハリウッドが気にしているのは、この
久しぶりです。すっかり更新が滞ってしまいました。前の投稿がいつだったのか思い出せないくらいなのですが、その間にスウェーデンに来てから丸1年が経ち、夏を満喫していました。このnoteの更新が滞っている点を指摘してくださるありがたい読者の方もいるので、この夏にやったことのアップデートでもしようかなと。 まず6月に短編映画の撮影を、スウェーデン南部の町ヘルシンボリで行いました。カナダ・オーストラリア二重国籍の監督で、DP他のクルーもスペイン人、スウェーデン人など多国籍なチームで、
小川洋子さんの『密やかな結晶』の実写映画化が、アマゾンスタジオで進んでいるようです。日本では1994年に出版されていますが、最近英訳版が出版され、2019年度「全米図書賞」翻訳部門、2020年度「英国ブッカー国際賞」最終候補作にもなりました。ストックホルムの本屋でも、英語翻訳版が棚の結構目立つところに置かれているのを最近見かけたところでした。 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』を手がけたリード・モラーノが監督・製作、及び『エターナル・サンシャイン』のチャーリー・カウフマン
こんな企画が動いていたとは全然知らなかった。『ゴシップガール』のリブート企画がHBO Maxで動いているみたいで、それにモデルでスケートボーダーのEvan Mockがキャストに決定したようです。元記事はDeadline。 このリブート版、前回から8年後を舞台にしてニューヨークの私立高校のティーン達を描く新たなシリーズになるようで、その間にいかにしてソーシャルメディアが、そしてニューヨーク自体が変化したかについて見せるようになるとのこと。 ちなみにEvan Mockは本作が
以前、「フィルムスクールに留学すること(3)」という記事で、『テレビシリーズの企画開発入門』という授業の中間テストと、フィルムスクール(大学院)の出願での面接について書きました。 そこからまただいぶ時間がたってしまったのですが、僕がフィルムスクール1年目の最初の学期(秋学期)に取った授業について、また昔のブログから加筆・修正して転載します。ちょっと上の記事で中間テストについて書いた部分からは内容が前後してしまうのですが、2014年10月17日に掲載した記事です。 ====
2019年にディズニーから公開された実写版『ライオン・キング』、グローバルの興行収入で15億ドル以上($1=¥105換算で約1575億円)叩き出したらしいですが(恐るべしの一言)、その続編が動いていて、監督が決まったとの報道がありました。 その監督とは、アカデミー賞受賞作『ムーンライト』(2016)や『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)を手がけたバリー・ジェンキンス。どちらも非常にアーティスティックで、セリフに頼らず俳優の動きや画の描写で微妙なニュアンスをうまく描き
発表から数日経ってしまいましたが、今年のプライムタイム・エミー賞の受賞作品が決まりました。wikipediaによると「プライムタイム・エミー賞」とは、アメリカ合衆国で夜間のプライムタイムに放送される優れたテレビドラマやバラエティ番組を表彰する賞。(中略)単に「エミー賞」というと通常はこの「プライムタイム・エミー賞」のことを指す。らしいですが、特にドラマ部門は映画でいうところのアカデミー賞的な部分があります。 ということでナラティブ周りの賞を見ていくと ・ドラマ作品賞は『キ
ハリウッドの重役たちがどんな雰囲気かは、映画などで描かれている様子からなんとなく日本でも伝わっているんじゃないかなと思いますが、そこに行くつくずっと前、新卒レベルの社会人になりたての若者たちが、ハリウッドでどのようなキャリアの形成をしていくのかはあまり知られていません。 ハリウッド映画のプロデューサーになるためには(監督や編集、その他の職種はまた別のルートを通ります)、多くがマネージメント会社やエージェンシーと呼ばれる、監督や脚本家、俳優たちの代理人やマネージメントを行なっ