31.指導のこだわりは?
ファイナルファンタジーというゲームに「すべてを知るもの」という敵が出てきます。憧れの言葉です。
「そんな感じ」って?
「私の指導ってそんな感じ」とは、前の投稿の締めくくりに書いた言葉。それは、言葉の意味を考えて使いたいということ。前回はコミュニケーションを例にしていたわけです。
言葉の意味とは?
その言葉に対して、どこまで説明することができるかということ。言葉を変えれば定義です。スポーツの指導の現場では、「地面を蹴る」や「センスがある」などの曖昧な言葉が使われることがあります。言葉を使うことが悪いとは思いませんが、その中身を聞かれたときに答えられるかポイントです。
共通認識を作るということ?
言葉は、相手が解釈をして初めてその意味が成立します。発した側の意図と、受け取る側の解釈がズレることはよくあります。そのズレを最小限にするためにも、言葉の意味を説明することが必要。
誰と共有する?
もちろんチームです。専門職同士で共通言語を作ろうとする人もいますが、私はそこに興味が向きません。選手と指導者が言葉の意味を共有できていることの方が、私にとっては大切です。
こだわりは言葉遣い?
「すべてを知るもの」に近づくために、野球をはじめとする指導種目に対して、「全てを言語化する」ことを目指しています。使う言葉は、できる限り丁寧に説明したい。丁寧さを、相手に届くことだとすれば、「丁寧な言葉遣い」は私のこだわりです。
まとめ
とはいえ、永遠に辿り着けないから憧れなんです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?