27.満足のポイント?
私としては、こんなに多くのチームに呼んでいただけている意味がわかりません。何かしら理由はあると思うので、頂戴するご意見をもとに考えてみます。
わかりやすい?
指導が終わって頂戴する言葉の中に「わかりやすかった」というものが多いです。どうやら分かりやすいらしいです。心当たりがあるとすれば、私が専門家であること。だから、使う言葉に分かりやすさが生まれるのでしょう。
専門家とは?
専門家が指導する対象が専門家になることはほとんどありません。例えば、お医者さんに通う人は、医療的な知識を勉強したことがない人が大半です。つまり専門家は、専門的なことを専門知識がない人に説明できなければいけないのです。専門用語を連発してかっこよく説明していても、仕事を果たす事は難しいのです。
つながる?
もう1つ言われることが多いのは、「私の頭の中にある情報がつながりました」というもの。私が持っている情報は、決して特別なものではありません。野球をやったことがある方であれば、多くの方の頭の中にあるものなのでしょう。私の説明を聞く中で、その何かがつながっていくのだと思います。
これについて思い当たることは?
私が情報を深掘りしようとしていることでしょう。点在する情報に横のつながりを生むためには抽象化が必要です。私の思考パターンで、得意なのは、まさにその抽象化なのです。それを伝えることによって、先生方の頭の中にある具体的なピースがつながるのでしょう。
教育の場?
徹底的に教えますが、「かくあるべき」と一定の答えを渡すつもりはありません。情報の受け取り方も、それを受け取った上での表現も個人で異なります。教えたことと、伝わることと、伝わったことなんて、完全に一致する方が珍しいです。そうした隙間にある目に見えないものに創意工夫をすることこそ、教育の現場でなすべきことと思っております。そうしたスタンスは、学校の先生方にフィットしているのかもしれません。
まとめ
要するに、選手のためになろうとしていることが伝わっているのかもしれません。
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