クレイトン・カーショーから学ぶ メジャーリーグで活躍するメンタルの持ち方
◆ クレイトン・カーショー
クレイトン・カーショーといえば、メジャーリーグに興味がある人であれば知らない人はいないほどのメジャー屈指のピッチャーです。
カーショー投手はロサンゼルス・ドジャースのエースとして活躍しており、近年は負傷に悩まされることは多いものの、2019年シーズンは16勝を挙げています。また過去には3度のサイヤング賞を受賞しており、メジャーNo.1投手といっても過言ではありません。
特徴と言えば、独特な投球フォームから繰り出される縦に大きく割れるカーブです。このカーブの他にも、キレイなバックスピンで150㎞/hを超えるフォーシームや、鋭いスライダー、チェンジアップを武器として、機械のようなピッチングで打者を手玉に取ります。
ちなみにカーブに関してはダルビッシュ投手もドジャースに在籍していた際に直々に教わっていたようです。
そんなカーショー投手ですが、機械のようなピッチングとはうって変わって、プレー中に感情を露わにすることがたびたび見られます。
もし日本の野球界でここまで感情に任せるように暴れていたら、先輩からは「感情的になるな!」と叱られたり、指摘できない後輩などにとっては、近寄りにくい存在として距離を置かれてしまうことでしょう。
日本で求められるいい選手といえば、どんなに自分が試合でいい結果を出せなかったとしても、チームのために笑顔でチームメイトを鼓舞するような選手だったり、相手に隙を見せないようにポーカーフェイスを保てる選手だったりして、決して自分の思い通りにいかないときに大声で怒鳴ったりする選手のことを指すことはないと思います。
僕自身もカーショー投手を見て最近までは、「メジャーのエースでもメンタルはそこまで強くないんだなあ。」なんて思ったりしていました。
しかし、最近になっていろいろな情報を得ていくうちに、
「もしかして、これはメジャーリーグのトップに立つ投手としてあえてやっていることなのかも...」
なんて思うようになってきました。
今回は、そんな考えに至った経緯について書いていきます。
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