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はじめまして

はじめまして。まさやんと申します。

まず自己紹介を。

1975年生まれ。現在、石鹸会社の代表取締役社長をしています。

石鹸と言えば、昔ながらの固形の白い石鹸をイメージする方が多いでしょうか?僕が学生の頃、学校のトイレや校庭の手洗い場には、ネットに入った石鹸が蛇口に吊るされていました。その石鹸でみんなが手洗いをしていました。黄色いレモンの形をした石鹸。そんな石鹸をイメージされた方もいらっしゃることと思います。

石鹸と一口に言っても、手肌を洗う固形の石鹸もあれば、洗濯や食器洗いに適した石鹸、浴室やトイレ洗い向きの石鹸などなど…いろんな種類があります。昔ならがの固形のもの、液体のもの、形状もいろいろです。

僕の会社は、いろんな種類の石鹸商品を作って、ネット通販している会社です。

石鹸は人肌に優しく、環境にも優しい。
「今まで市販の〇〇という商品を使っていて肌が荒れて悩んでいたけど、おたくの商品を使って改善しました。」
みたいなお声をお客様からよく頂きますが、このようなお客様に支えられて事業を行っています。

幼い頃から何でも作ることが好きで、会社では代表取締役としての業務以外は、ほとんど商品開発をしています。休日になるとギター抱えて自分の歌を作ったりしています。

会社の危機

僕の会社は4年前(2017年)に創業しました。

それまでは、親が経営している会社で一緒に仕事をしていました。いわゆる家族経営です。しかし、2015年頃から大きな経常損失が出るようになり、一気に資金繰りが苦しくなりました。

金融機関にリスケを依頼し、金融債務の元金払いを一時停止するなどしましたが、経営状態は改善されずに倒産の危機に瀕しました。会社が倒産したら家族全員が路頭に迷うことになる。家族以外の従業員や取引先にも迷惑がかかる。せっかくここまでやってきた会社だし、絶対に会社を潰してはいけない。事業を継続したい――

顧問弁護士に事業継続する方法を相談しました。しかし、弁護士から破産手続きをするしかないと言われました。

必ず何か方法はあるはず。親は諦めず事業継続する方法をネットや本で調べまくって、「事業再生士」という事業再生の専門家がいることを知りました。専門家の力を借りれば、会社を潰すことなく事業継続することができる。経営陣(家族)で話し合い、事業再生士に頼ることにしました。そして、その時点で一番頼りになりそうな事業再生士がいる経営コンサルタント会社と契約しました。

会社の新設分割

その会社から提案された内容は「新設分割」による事業再生スキームでした。

「新設分割」って何?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ウィキペディアによると「新設分割とは、既存の会社が、その事業に関して有する権利・義務の全部又は一部を分割により設立する会社に承継させる会社分割をいう。」

複数の事業をおこなっている会社の例だと分かりやすいかもしれませんので少し説明を。例えば事業内容として、スーパーを経営する小売事業と、不動産事業の2つの事業を展開している会社が、新設分割により不動産事業を新たに設立する会社に事業継承する場合などです。図のようなイメージになります。

新設分割

これから僕が書きたいこと

親の会社から新設分割により事業継承され、僕は4年前の2017年に、その新設会社の代表取締役になりました。

事業として将来性のある石鹸の販売部門を、新しく立ち上がった僕の会社が担うことになったのです。

前置きが長くなりましたが、ここからが僕が書きたいと思っていることになります。

新設会社の代表取締役になって以来、今も厳しい状況なのは変わりませんが、苦しいながらもこの4年間で得たものがあったと思っています。

次から順番に以下のテーマに沿った内容をアップしていきたいと思います。


僕の会社は、実質3,000万円以上の負債からのスタートだった

・事業継続するための僕の資金繰り方法

・資金ショート時は優先順位を考える

・支払の遅延、僕はこうやって乗り越えています

・資金繰りが苦しいとき個人ローンで充当しますか?

・事業改善の基本は売上・粗利・経費の3つのポイントだけを見る

・経営コンサルタント会社は、経営が苦しい会社にとって本当に必要か?

・事業再生士と契約するときは要注意。要チェックポイントは?


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