留学 | 短期留学の目標設定
今回は短期留学を考えている方に向けた内容です。
留学に挑戦する際、多くの人がまず直面するのは「留学って楽しいの?」「本当に語学力は向上するの?」という疑問です。
2度の留学経験をふまえ、この2つの疑問について私なりに解説をしていきます。(※正解は1つではないので、あくまでも一個人の意見として捉えてもらえればと思います)
結論から言うと、留学は楽しい面もあれば悔しい面もあります。また、残念ながら短期では飛躍的な語学力向上は期待できません。
そこで「別の切り口での留学(目的の視点を変える)」をおすすめします。
留学の目的
私はオーストラリアとカナダに短期留学をしました。
国:オーストラリア(ブリスベン)
時期:大学1年生春休み
期間:5週間
国:カナダ(キングストン)
時期:大学2年生春休み
期間:4週間
冒頭で「短期間での語学力向上は見込めません」と述べました。それでは、何のために短期留学をすれば良いのでしょうか。
私が考える留学の目的は
・留学先で自身の語学力を試す
・多様な文化に触れる
・異文化コミュニケーション力を習得する
この3点です。順を追って説明します。
留学先で自身の語学力を試す
英語圏を例に取り上げます。
買い物、通学、ホームステイの時間など、当然ですが、日常が英語をツールとしたコミュニケーションになります。(第一言語が英語になる)
そこで、私が推奨するのは以下の循環です。
Step1:日本で勉強してきた英語が外国でどれだけ通用するのかを試す
Step2:通用した部分と課題を明確にする
Step3:日本に帰国した後にブラッシュアップする
このサイクルを意識することを強くおすすめします。
外国であなた自身の英語力を試してみることで「成功体験と失敗体験」が生まれます。成功体験はあなたに自信を与え、失敗体験は課題を教えてくれます。課題が分かれば、日本に帰国してから勉強して克服するだけです。
(簡単ではないとは思いますが)留学した際は失敗を恐れず、ぜひ積極的にあなたの持っているスキルをアウトプットしてみてください。
多様な文化に触れる
日本人にとって当たり前が外国では非日常だったり、逆に外国での当たり前が日本人にとっては非日常だった。なんてことはザラにあります。
私が初めて留学したオーストラリアの語学学校では、内面的である日本人とは対照的に、(文法はめちゃくちゃでしたが)外国人はとにかくトークトークトーク!
失敗を恐れず積極的にスピーキングを繰り返す外国人をみて、「アウトプットの量」が日本人よりも圧倒的に多く、その積み重ねがスピーキング力の向上に繋がるのではないかと、当時大学1年生だった私は感じていました。
留学先には「英語を学びたい」という共通の目標を持った人たちが世界中から集まります。こんな恵まれた環境はなかなかありません。
様々なバックグラウンドを持った人とコミュニケーションを取ることで、彼らの文化や育ち、個性を知ることができます。また、留学中に旅することで様々な発見もあるでしょう。
たくさん話して、行動して、たくさんの文化に触れてみてください。自分の目で見て肌で感じたことはきっと、いつか大きな財産になります。
異文化コミュニケーション力を習得する
異文化コミュニケーション力を習得するとはどういうことか、少し噛み砕いて説明します。
あなたは、ビジネスでプロジェクトを円滑に進めたり、プライベートで人間関係を構築するためには何が必要だと思いますか?
単に日本語が話せれば上手くいく、とはならないはずです。
そこには「相手の気持ちを理解して尊重する」であったり、「どうすれば相手が喜んでくれるのか」を考えて行動しているのではないでしょうか。
留学先ではぜひ「どうすればバックグラウンドの異なる外国人と仲良くなれるのか」を意識してみてほしいです。それはきっと「相手の文化や個性を理解して尊重すること」に繋がるはずで、異文化コミュニケーション力の習得(外国人も巻き込める人材)に近づけるのではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
留学に行こうか迷っている人にこの投稿が届き、それを読んだあなたに留学に挑戦する勇気を与えることができれば嬉しいです。
私も留学前は期待と不安でいっぱいでしたが、「やらずに後悔はしたくない」と自分に言い聞かせ留学をしました。(留学を快く受け入れてくれた両親にも感謝しています)
初めての留学では思うように英語を聞き取れず苦労することも多々ありましたが、「留学してよかった!」と自信を持っていえます。
あなたの挑戦を応援しています。
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