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これより後の世に生まれて良い音聞け
娘はゴールデンカムイの達人なので一緒に動画配信見ていると、なかなか面白い。妻はあまりピンとこないヒトなので、「ここ注目、よそ見しない、これは大事だよ」と楽しいものである。
ゴールデンカムイ検定の対策講座のようである。
ほぼ全ての「セリフの答えわせ(どのシーンで誰が言うか)」をしても僕は勝てないのだが、「これより後の世に生まれて良い音聞け」は僕の勝ちだった。僕も誰かに言ってもらいたい。
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土方歳三というとこの人のイメージが強い世代である。
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しかし、この物語はよい。最終回まで無料公開されていたから見たが、何度泣いたであろうか。早くコミックにならないかなあ。
エピローグだけでもとんでもなく長く書き足さなければならんであろう。あの量(最終回の一回分)じゃ作者も納得できまい。
ああ、アシリパさんどんな人生を生きたであろうか。
ゴールデンカムイは、別の話(スピンオフ)のネタも満載である。
多くのクリエーターに開放されないかなあ。
著作権は、クリエーターに独占的な富を与えるが、本来そんなものはなかったのである。明治期に出版業界に適切な競争を生み出させるための仕組みであったのだ。
1980年代以降、「特許著作権」は、コンピュータソフトウエア、商標、薬理学、あらゆる場面でキャピタリストに富を与える仕組みになった。
そして、口承文学(語られるたびに新たな視点がつけ加えられる)の豊かな世界は消えたのである。
鼻歌を歌う度に課金される世界がくるやにしれない。
昔、随分「ハチワンダイバー」を愛してしまい、時折一人で答えわせをしていた。一番は「所詮、ヒト畜生」である。
ああ、また読んでみようか。それにしても老眼が辛い。
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