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庭いじりの贅沢:湧清水は庭を豊かにする。

夏は池が「アオモ」で真っ青になる。アオモとは「小さな植物」である。光合成を行い細胞レベルの大きさである。光を受けるために真っ青になり、鯉が見えない。

わずかに鯉がいることは分かるがあまり面白くない。昔は水を入れ替えなければ駄目であった。家族総出で、大騒ぎのイベントになった。
結構前から、「湧清水」と言う浄水器を設置して

今年は、水を節約するということであまり回さなかっった。

流石に、お日様とアオモの共同戦線にはかなわない。下の濾過室を通り抜けて上がってきてしまう。水を足してやりながら汚泥を捨てるのである。


スイッチが有り、モータを停めて排水するモードが有るのだ。連続して何度か繰り返すことで池の汚泥が捨てられる。
以前は下水路に排水していたが、数年前から庭に流すようにした。アオモの遺体が庭に流れていく。ここの少し下流(笑)からキノコが生えてきている。
3回位排水と吸い込みを繰り返したら少し水もきれいになってきた。アオモは濾材を通過するので上で紫外線ライトで殺して一回池に戻してこんどは汚泥として吸い上げてくるのである。よくできた仕組みだ。

少し池を綺麗にして秋を迎えることにした。

二日ほど回したら少しキレイになってきた。水道水も少しずつ足していくからきれいになっていく。夏場はいくらやってもアオモさんにはかはわないでである。


池には庭木の根が入っている。これは恐らくグミの木の根。

根から吸い上げられた水は、地上の植物の中に生きるのである。
輪廻転生=食物連鎖というのは植物の世界でも存在しているのだ。
やがて植物は菌類に食べられて、菌類は昆虫や小動物を通り私達へと続き、私達はやがて地に帰るのだ。


仏教やベジタリアンの生命の考え方は動物をその対象にしている。少し僕には物足りない。

火の鳥の輪廻転生、植物はいない。
僕の輪廻転生。

マイクロバイオオームに視点を移して生命を考えると違った世界が見える。


うちの茗荷は夏の終わりの茗荷である。
仏壇に上げた。

何して食べようかしら。

#湧清水
#マイクロバイオーム

#庭いじりの贅沢

厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。