赤頭4匹100円
小さくて骨が多く食べにくい魚だが、蛋白で美味しいのだ。随分昔にジローラモさんが浜のオバチャンたちを相手に赤魚(多分)をイタリアン(トマトのスープ)にしていたのを覚えていた。フライパンで野菜炒めてトマト缶と煮ていたのである。そこで今回は作ってみた。
魚は腹の方から縦に割って、エラと内蔵を取って少し塩する。香味野菜が半額だったので最後に入れるt事にした。タマネギはソフリットからジャガイモンは小さいさいの目にした。とにかくじっくりと煮ることにした。牛肉も合いそうなので残っていたので入れた。
ローズマリー入りのオリーブオイルでニンニクを少し焦がす。鍋は平野屋の30年選手である。
最初に少し焼き目を入れた。
野菜を入れて少し合わせて魚は上げる。野菜を煮ている間に魚がばらばらになるはあまり好ましくない気がした。
じっくりと煮て、また戻す。ここから先はそんなに煮ないで味を染みさせる。
中々の貫禄の鍋である。
Sさんも、上手に骨を避けて食べていた。トマトスープはあまり召し上がったことがないようであった。何も言わないで食べてもらった。「ストレートな味ね」と言う。塩も少なく素材の味が生きているよ言う。
少し驚きである。味覚も表現も86歳とは思えない。
12月に入ってから立ち上がるのが楽そうである。夜中にトイレに這っていっていたのがしなくなっている。朝ベッドの横で寝ていることもなくなったと娘さんは言っていた。歩き方もスタスタ歩けるようである。
楽しみである。
今朝、残っていた物を食べた。
相当に美味いが、骨には気をつけないといけない。
トマトを使った煮魚である。相当に美味い。多分早めに魚を取り出してスープを裏ごしすると大変美味しい。
腹の側は小骨が多いが、背の方は身が厚い。頭から煮ているのが良いのだ。
朝から満腹である。
ジローラモさんの『パスタとワインと豚のシッポ』は僕の大好きな料理本である。イタリアが大好きになる一冊である。そして家族というものを考えさせてくれる。
厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。