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2022年のタケノコ:初タケノコは小ぶりな3本 4月21日

例年より早いと言われているので、偵察に行ってきた。頭が少し覗いているぐらいである。ピークは来週半ばだろうと思う。GW前半にはいいところでてくるであろう。

タケノコご飯とニシンの煮付け、鳥の麹漬け炙り焼き、ブロッコリーに卵焼きである。お世話になっているお客様におすそ分けした。

今日は初物ということでタケノコご飯とニシンの煮付けを作った。採って2時間後には料理になっている。ありがたいものである。

味噌汁は、フキノトウを頂いたのでほろ苦くて美味しい。タケノコはでかく切る。

「幸運な病のレシピ」の一番の核は50年前のメソッドに習うという事。
私達が「家庭」と言う家族を「守り侵襲するシェルター」で紡ぎ続けられてきた「レシピのハート(真髄)」を大事なものと考える。
昔には帰れない。常に社会は変わる。社会の変化は決して今の特徴ではない。江戸時代どころか有史以前から飢饉で多くの人が死ぬ。今は他人を金持ちにするために管で繋がれて商品化された食事を詰めこませられる。

冷蔵庫は便利なものだし、生きるのに忙しい毎日は、調理を毎日続けることは難しい。しかし、自分の人生を生きるのだと考えればそれは価値のあることだ。

高温に晒されるとタンパク・脂質の立体構造が破壊されるために食事から「生命」として取り込む事ができなくなる。
栄養学という「専門家のほら話」の一番の問題は「栄養」を自分で作れると言う幻想である。「必須栄養素」と言う言葉は、それ以外は皆自分で作れるという分に考えているからできたのだ。

私達は何一つ自分で作れるわけではない。おひさまの光を受け取り植物が土中のマイクロバイオームを少し大きな形にして、それを菌類が分解しながら新たな形に組み立て直して行く。食物連鎖というのは恐ろしく長い生命のレンジである。
「生命」が生きていた所から近い所で「長い経験が培った調理方法」で食べることこそが重要なのだ。
ピンコロの人生を生きて死ぬための食事である。


小さな頭しかでていない。
我が家にご招待である。
小ぢんまりと3本頂いた。
20分くらいじわじわとアク抜きをする。箸を突き立ててスコッと入るくらいが宜しい。冷めたら水にとって冷蔵庫に入れる。毎日水を変えると腐らない。長期の保存は酢水でやる。
鶏肉を少し刻んで入れる。薄揚げと人参にしいたけが標準。コンニャクを入れたりもする。タケノコの煮付けを作るつもりで炊き込みご飯にする。
3合のご飯を普通の水加減で炊く。顆粒だしと醤油で色がちょうどよくなる程度に味をつける。いつも山盛りになる(笑)。
ニシンは五分乾き。アクが出るので塩を振って酒に浸して少しおいてから煮付けるがよろし。味が強いときは煮詰める途中で煮汁を捨てるほかないのだ。もったいなけど勘弁ね。

美味しかった。

#タケノコ
#2022年のタケノコ

厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。