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2021年のタクワン(6):水が上がらない

22日に樽の中を見たが水が上がっていなかった。今日見てみたら、全く同じようだったので、干していない大根を切って、一番上にの押せて塩を振った。干さないで漬けるのをドブ漬けというが、干したほうがタクワンらしい。一切の「水」を加えないのがミソだ。全てタクワンの持っている水分を使う。

漬け込みが12月18日なので、そろそろ10日である。このまま上がらないと辛いのである(笑)。少し塩が少なすぎたかもしれないのだ。数年前には少し塩が多すぎたしややこしい。重しはこんなものだと思うのだが、樽を2つにして付ける量を半分にして、多く重しを乗せたかなとも思う。

一番上に乗せて塩を振った。

水が上がりだしたら重しを半分にする。

出来上がったら半分以上はお裾分けで友人に送る(笑)。
この味は金では買えないのだ。

雪の中 ペゾス羨む タクワンのポリポリ

タクワンになる長い道のりである。


雪である。マユは大喜びだ。でたがるくせにすぐに寒くなって入れろと吠える。もっと雪が深くなると完全に埋もれる。

何故か、毎年バラが一輪咲く、山茶花に憧れたバラであろうか。

池もすっぽりと雪がかぶっている。


消雪パイプも活躍である。

雪国というのは「贅沢な趣味」である。33歳で帰ってきて色々なことがあったが、人生の終わりはここで過ごすのだろうなと思い始めている。

海外旅行も高級レストランも言っても楽しくはない歳になった。
「やっぱ、お家が一番」なのだ。
父母と和解して、お別れして、「百年のお裾分け」にたどり着いた。逃げ出したくてたまらなかったはずなのに、人生は不思議である。


厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。