9/25 イギリス旅日記:港町トーキーTorquayと先史時代を知れる洞窟Kents Cavern
今日の旅は、エクセターから40km南方の港町・イングリッシュリビエラという別荘地の中心に当たるトーキーへ向かう。一番の目的は、3.8億年から形成され50万年前から人が住まう、Kents Cavernという巨大な鍾乳洞である。
St.Davidsの券売機でトーキー駅までの往復切符を現金購入。今回はPlusbusといって、バスが乗り放題になるオプションをつけた。トーキー駅に改札機が無いので切符が手元に残っている。鉄道好きには嬉しいポイント。
11:30発のGWRペイントン行き列車、ボックスシートの山側に陣取った。赤い地層を眺めつつ50分で到着したトーキー駅は、カラフルな柱が印象的。
すぐさまオープントップバスに乗り換え、Kents Cavernという洞窟へ向かう。Plusbusでちゃんとパスできた。海岸を走るStagecoachのオープントップバスは本当に気持ちいい。
Kents Cavernに到着。思いの外、人が少なくこじんまりとしている。
ツアーまで時間があるので昼食を食べる。このパンが中々崩れやすい。
昼食後13:45からのツアーに参加。鉄のドアをくぐって入ると、早速この巨大な洞窟空間が目に飛び込んでくる。洞窟を構成するライムストーンは3.8億年前に形成され、パンゲアの時代を経てイギリスまで来たのだそう。中は年中14度で一定。
The face。解説者の低い声で聞き取りやすい語りで惹き込まれる。
さて、こちらは鍾乳石がつららを作っているエリア。水は4秒に1滴したたるけれども、鍾乳石は1年で0.01mmしか成長しない。
小さなものはThe straw
大きなものはThe columnである。本当に神殿の柱のようだ。
さて、この洞窟には50万年前のホモ・ハイデルベルゲンシス、5万年前のネアンデルタール、そしてホモサピエンスが居住していたことがある。木箱から取り出される各人種の骸骨に魅了される。
貝殻に油を塗って火を灯す。当時、貝殻は蝋燭でもあり皿でもあったようだ。貝殻を明かりにするのは本当に幻想的である。
当時の生活風景の展示を見て、洞窟ツアーは終わり。ツアー人数5人で中々濃い内容であった。
外のトレイルコースにはマンモスがいた。
少し北にあるケーブルカーへと向かったのだが、運休。残念。
バスでトーキーの港町に戻る。カラフルで素敵。
少し海の奥まったところへ進む。ここはLondon Bridge Archといって、自然にできたアーチである。高さ10mはあろうかという、地層がむき出しの岸壁にも圧倒される。
ここはトーキーの中心部。きれいに整備された庭園である。ここで夕食のフィッシュアンドチップスを購入。
砂浜もちゃんとある。日本なら国内屈指のロングビーチと言えそうな高品質な砂浜が、デボン州では普通に色んなところにあったりする。しかし、海の家的なものは見当たらないので泳ぐなら車は必須だろう。
帰りの車内にて。検札で日付スタンプを押してくれた。ちなみに載ってる列車は本来はロンドンパディントン行きなのだが、運転手不足のためエクセターで打ち切りらしい!今日はエクセターに戻るだけだから良いものの…