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膝関節113 膝の痛みとサプリメント

おはようございます。
プロテインはほぼ毎日飲んでいる塗山正宏です。


本日のテーマは、

膝の痛みとサプリメントです。


膝の痛みの代表的な病気は変形性膝関節症です。

変形性膝関節症の治療については様々な方法があります。

大きく分けると、薬物療法、非薬物療法、外科的療法の3つがあります。

日本整形外科学会の変形性膝関節症の治療ガイドラインにおいて、薬物療法の項目のなかでサプリメントについて触れられていますので紹介します。

外来をやっていても、

「サプリメントって飲んだほうが良いんですか?」

って、定期的に質問されますからね(笑顔)

推奨度D:推奨しない
・症候性の変形性膝関節症の患者では、グルコサミンやコンドロイチン硫酸が軟骨保護作用を示す場合がある

推奨度I:エビデンスがない。あるいは複数のエビデンスがあるが結論が一様でない
・グルコサミンやコンドロイチン硫酸の投与は変形性膝関節症の患者の症状を緩和させる場合がある。6 ヵ月以内に効果がみられなければ投与を中止する

まとめると、グルコサミンやコンドロイチン硫酸が軟骨保護作用が出る可能性や、膝の痛みを緩和させる可能性は低いっていうことですね。

ただし、こういったサプリメントを飲んで症状が緩和される方もいらっしゃると思いますので、試してみたい方はやってもいいかもしれません。

試してみるのは自由ですからね。

誰も止めはしませんよ!

もし、痛みに効果があったらラッキーかもしれませんね(さわやか笑顔)。

現時点で、サプリメントはエビデンスとしては乏しいということは知っておいてください。


本日のまとめ

サプリメントを試してみたい方はどうぞ!

「今日の夕飯はおにぎり2個ですよ~♪」

おにぎりは滅多に食べなくなった整形外科医の塗山正宏でした。

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塗山正宏@人工関節専門医師
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