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股関節183 人工股関節と骨粗鬆症

おはようございます。
まだ入院しての大きな手術を受けたことがない塗山正宏です。


今日のテーマは、

人工股関節と骨粗鬆症についてです。


人工股関節は主に4つのインプラントから構成されています。

骨盤に設置されるインプラント
・カップ
・ライナー

大腿骨に設置されるインプラント
・骨頭ボール
・ステム

これらのセメントレスインプラントの場合は、カップとステムは骨に接して設置されます。

では、加齢と共に骨が脆くなってしまった場合には、インプラントはどうなってしまうのでしょうか?

カップとステムは骨に接して設置されていますので、それを支える骨が弱くなってしまった場合には、インプラントの周囲で骨折するリスクが高まってしまいます。

骨が弱くなっている状態、それは骨粗鬆症です。

骨粗鬆症が進むと、ちょっと転んだだけなのに、人工股関節の周囲で骨折を起こしてしまいます。

人工股関節の周囲で骨折を起こしてしまった場合には、再手術になる可能性が非常に高いです。

そうならないためにも、骨粗鬆症があれば、しっかり治療をしましょう。

骨粗鬆症がなくても、定期的に骨粗鬆症の検査を受けておいたほうがいいでしょう。

少しでも人工股関節を長持ちさせるには、それを支える骨の状態が大事ですからね。


本日のまとめ

人工股関節を支える骨が脆くならないようにしましょう!

「ジロリアンの人~~?」

数年に一度、二郎ラーメンを食べたくなる整形外科医の塗山正宏でした。

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