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雑記35 術後合併症と医療過誤

おはようございます!
ひさしく大幅な寝坊はしていない塗山正宏です。


今日のテーマは、

術後合併症と医療過誤についてです。


どんな手術でも、手術に伴う合併症は必ずあります。

100%安全な手術というものは、世の中に存在しません。

大きな手術から小さい手術まで、それぞれの手術に伴う合併症が存在します。

もちろん私が普段行っている人工関節の手術においても、合併症があります。

たまに合併症を医療過誤(医療ミス)と勘違いされる患者さんがいますが、合併症と医療過誤は違います。

合併症は「最大限努力しても、どんなに対策を行っても、どうしても起こってしまう可能性のあることを合併症」と言います。

私自身も合併症を起こさないように最大限の努力をしていますが、合併症を100%避ける事は不可能です。

車を運転する限り、交通事故を起こしてしまう確率が0になる事はないのと同じ事かなと思います。

そういうわけで、どうしても一定の確率で起きてしまうのが合併症です。

これは医療過誤とは違います。

医療過誤は医療ミスとも言いますが、医療過誤の内容としては「人為的ミスを原因として、医療従事者が注意を払い、対策をしていれば防ぐことができた事故を医療過誤」とされています。

まとめてみると、

合併症は「どんなに対策をしても避けることができない」

医療過誤は「対策をしっかりしていれば避けることができる」

このような違いがあります。

たまに、術後の合併症に対して「それは医療ミスなのではないのか?」と勘違いされる方がいます。

手術前に起こりうる合併症について念入りに説明していても、理解されていない方が一定数いらっしゃるようです。

何度も言いますが、術後合併症と医療過誤は違います。

ご理解いただけましたでしょうか??

しっかりと覚えていただければと思います!


本日のまとめ

術後合併症と医療過誤は内容が違います!

「たまにチンアナゴを見たくなる!」

チンアナゴは全長35㎝くらいあるのを知って驚いた事がある整形外科医の塗山正宏でした。


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