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膝関節61 人工膝関節置換術と冷却

おはようございます。
哲学は詳しくありませんが、意外に好きな塗山正宏です。


今回のテーマは、

人工膝関節置換術と冷却です。

 

 人工関節の手術をすると、患部の周囲は炎症によって腫れてしまいます。

 虫歯で抜歯したあとって顔が腫れますよね?

あれと一緒です。


特に股関節よりも膝関節のほうが腫れが出やすくなります。

さらに腫れるだけでなく、患部周囲は熱を持ちます。

 
手術もある意味、外傷(怪我)と一緒なので、骨折したあとのように腫れるのです。

そして、腫れれば腫れるほど・・・それが痛みに繋がるのです!

そのため、術後になるべく腫れないように注意しなければなりません。

腫れが強いとそれが痛みに繋がり、リハビリがうまく進みません。

膝の曲がりにも影響が出てしまいます。

そこで腫れをいかに早くひかせるかが大事になります。

むしろ腫れさせないことが大事なのです。

 

人工関節置換術後のスムーズな機能回復のためには、術後早期のクライオセラピーの重要性が言われています。

クライオセラピーとは、「冷却療法」のことを言います。

術後に患部を持続的に冷却することによって、痛みの緩和、浮腫、血種などの腫脹、炎症の抑制などの効果が期待できます。

術後急性期は、リハビリ後などにも腫れや熱感が強くなったりしますので、しっかりと患部を冷却することが大事です。

 

本日のまとめ

術後に膝に熱があったり、腫れていたら冷やしましょう!!

 

「アイスを愛す」


なんだかんだでソフトクリームが好きな整形外科医の塗山正宏でした。

 

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塗山正宏@人工関節専門医師
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