股関節235 人工股関節置換術と弾性ストッキング
おはようございます!
朝起きたら160キロ投げられるようになっていたら驚く塗山正宏です。
今日のテーマは、
人工股関節置換術と弾性ストッキングについてです。
たまに外来で患者さんから質問されるシリ~~~ズ!
恒例のお時間がやってまいりました。
「人工股関節の手術の時って、ストッキングは履きますか?」
はい、この質問定期的に受ける気がします。
「はい、弾性ストッキングは使いますよ!」
私の場合は、手術中は両脚とも消毒して手術をしているので、弾性ストッキングは使いませんが、手術後に弾性ストッキングを使用します。
人工股関節の手術の合併症として、深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症があります。
深部静脈血栓症は「下肢の静脈に血の塊(血栓)ができて血管をふさいでしまう病気」です。
「下肢の血管に出来た血栓が何かの拍子にはがれて、血流に乗って肺まで到達し、肺の血管をふさいでしまう病気」が肺血栓塞栓症です。
これらの合併症を予防するひとつの方法として、弾性ストッキングを着用します。
術後はしばらく血栓症が発症するリスクや、術後しばらく下肢が浮腫みやすいため、弾性ストッキングを着用したほうが良いでしょう。
着用期間としては術後2~3週くらいがひとつの目安になりますが、個々の状態によってそこは変わるので、主治医に確認しましょう。
以上、弾性ストッキングについてのお話でした(笑顔)。
本日のまとめ
術後早期は弾性ストッキングを着用して血栓症の予防をしていきましょう!
「マッチョエプロン!」
アンパンマンみたいに顔を取り替えたら元気Maxになりたい整形外科医の塗山正宏でした。
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