FCバルセロナの下部組織と戦った時の衝撃
僕はFCバルセロナの下部組織と4回ほど戦ったことがあります。
バルサの下部組織には特徴がありそれは、トップチームのベースとしているサッカーを全てのカテゴリーが行うということです。
なのでバルサの選手たちの動き方やパスの回し方、プレッシャーのかけ方などがわかるということです。
実際に僕たちのチームは、バルサと対戦する週の練習で対策して完全にバルサと戦うためだけの戦術で挑みました。
そして結果は一度だけ引き分けたことがありますがそれ以外は負けました。
あくまで個人的に感じたことですが、そこまで対策してなぜ勝てないのかそしてなにに衝撃をうけたかというとボランチの選手です。
?が浮かんでる人が多いと思うので詳しく説明していきます。
トップチームで言ういわゆるブスケツのポジションに入る選手が自分たちの戦術を崩していることに気がついたのです。
そのポジションの選手は初めて戦ったとき、わずか14歳ながら相手のマークを外すという行為を行わないのです。そして相手を背負ってる状態で真っ直ぐ下がってセンターバックにボールを要求し、ワンタッチでパスを散らしてました。自分たちはマークしていてそこのパスコースは塞いでるという思考になっている状態でバルサ以外のチームならまずそこはマークされているから出せないとなります。
でもバルサは違いました…
僕がそれまでずっと教わっていたサッカーの、マークを外してフリーで受けろという概念が完全に壊されてしまったのです。
マークを外すことは基本ですが外さなくてもボールを受けれるというのはひとつの強みになります。選択肢も増えてチームとしてもできることの幅が増えるのです。
センターバックの選手はウィングの選手に正確なロングボールも蹴れるのでこのボランチがマークされていてもボールを受けて展開できるということはとてつもなく恐ろしいのです。
図にするとこのような形ですが6番の選手は、反対のセンターバックもしくは赤の11番の選手のポジショニン次第で2番に展開します。
一見たいしたことないように見えますがスピード感もありこれを何度も繰り返すのでめちゃくちゃ走らされるのです。そして隙があるとすかさず突いてきます。
試合が終わると僕は「あぁ、今日も走らされた」と独り言を吐いていました。
トップチームはこれにメッシというもっと戦術をぶっ壊す選手がいるので本当に恐ろしいなと感じました。
以上、僕がバルサと戦って感じた1番の衝撃でした。
次回もお楽しみに!!
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