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前科者~映画評論~評点91点

お疲れ様でございます。チャールズパパです。
本日は有休休暇を取得し、昨日の長男の組分けテストの疲れを癒しております。子供たちも土曜日授業だったので、のんびり各々過ごしております。

仕事が忙しいなか、しっかり月1回有休が取れる今の労務環境は、満足しています。仕事をしながら子供たちの事や趣味の映画ものんびり見れます。

本日ご紹介するのは、有村架純さん主演の「前科者」です。現在アマゾンプライムでドラマ&映画を視聴可能で、昨日から今日にかけて一気にみてしまいました。多少ネタバレ含みますので、ご留意ください。

本作品は、前科者を更生や社会復帰を手助けする保護司を有村さんが演じられています。犯罪を起こす方の心情病描写が丁寧に描かれていて、保護司の有村さんはどこか頼りないどんくさい役を本作で演じられています。

人が人を殺めることはあってはならない事でしょうけど、どうしてもそうしないと生きていけないという気持ちになる人もいると思うし、色んな立場で物事を考えさせられる作品です。本作品では有村さんの魅力よりも元受刑者一人ひとりのストーリーや感じ方、どういうプロセスで人が墜ちていき再生するのかが描かれています。

今悶々と生きる僕たちに光になるような手がかかりがあるように思います。
ただし、有村さん演じる保護司のように、人のために生きていきたいと心から思えるのは、愛する人だったり肉親でしかないと僕は思っています。

心に十字架を抱えた人が己の心を癒すために、保護司をしているようにもみえるし、そもそも現在ボランティアの人たちが元受刑者の更生に向けた支援をしていると思うと頭が下がります。

互いに助け合う社会は理想ですが、きちんと仕事として認めてあげないと成り手がいなくなる気がします。特に我々40代の世代で保護司をやりたいと思う人は皆無ではないかと思うので、システム全般の見直しが必要です。

今回のキャストで一番輝いていたのは、斉藤みどり役の石橋静河さん、
工藤誠役の森田剛さんです。魅力的な演技もあり、本件私独断の採点になりますが、91点をつけさせていただきます。

私の中ではめちゃくちゃ高得点です。物語りの世界観、人と人のつながりが感じられる素晴らしい作品でした。

以上です。


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