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言葉が浮かばない、聴こえなくなるとき

ときどき言葉がさっぱり浮かばなくなるときがある。

自分が何を考えているのか、何が好きなのか、何を欲しているのか。全然聴こえなくなる。

ただ平和に生きたいだけなのに、気づくと「こうあるべき」という声の濁流に押し流されて窮屈な思いをする。

自分の希望を伝えるのが苦手すぎるのか。日常生活でも、仕事でも、ああまた言えなかったと思って自己嫌悪に陥ることがある。

そうしているうちに、何もできなくて、動けない自分、言葉が出てこない自分を怠惰な人間だと責める。

自分は言葉を神聖化しすぎなのかもしれない。文章を書くからには、人から「いいこと言うね」と言われたい、「文章うまいね」と言われたい、賞賛されたいーー。

それゆえに、うまい文章が思いつかないと筆が止まる。200字くらいじゃ投稿できない、と思う。言葉が出てこないのではない、言葉を規制しているのだ。賞賛されたいという欲と完璧でなければならないという視線が。

それは自分の言葉を発することがつらいだろう。

昨日走ったときに横須賀美術館の前まで行ったら
幽玄な出たちだった

せっかく校閲や編集を通さなくていいnoteに綴っているのだからもっと気楽に書いてもいいはず。それくらいでいい。

完璧主義で、動けない自分の視線を今日も緩める。

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木幡真人|masato kohata
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