【定点観測11/10~15】日本経済・企業物価指数、貸出動向、工作機械受注、景気ウォッチャー調査、経常収支、などが発表されました。
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11月10~15日、
・企業物価指数
・工作機械受注
・貸出動向
・景気ウォッチャー調査
・鉱工業生産
・設備稼働率
・日本第三次産業活動指数
・経常収支
が発表されました。
経常収支については、半期で過去最大になったというニュースも出た。
(上半期の経常収支 15兆8248億円黒字 年度の半期で過去最大に | NHK)
・企業物価指数(CGPI)は日本の企業間で取引される商品価格の増減を測定する指標であり、日本銀行より発表される。国内企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数の3つからなる。いわゆる生産者物価指数に該当する指数といえる。企業物価指数は企業間取引価格の動向を通じ、需給動向、景気動向を把握することができ、消費者物価指数(CPI)と相関性がある。
・工作機械受注は、日本工作機械工業会が集計している工作機械の受注動向を示す指標である。速報値を翌月初旬、確報値を翌月下旬に発表する。受注の増加傾向は製造業の景気拡大を示す。
・貸出動向は、日本銀行金融機構局が毎月発表する「貸出・預金動向」の中にある貸出動向のこと。金融機関向けと中央政府向け貸出は含まれない。数値は金融機関が貸し出した1月の平均残高を表す。
・景気ウォッチャー調査は、2000年から内閣府が調査し発表している景気動向調査である。景気に敏感な職種の人々(小売店従業員やタクシー運転手など)の5段階評価から指数化する。50.0を上回る指数は景気に楽観的な人が多いことを意味し、下回る指数は景気の悪さを感じる人が多いことを指す。
#企業物価指数 #工作機械受注 #貸出動向 #景気ウォッチャー調査
▪ 日本 企業物価指数
(前年比)
予想を上回り、前回よりも強い。上昇してきている。
(前月比)
予想を上回る。
▪ 工作機械受注(前年比)
強い数字が出た。
▪ 日本 景気ウォッチャー調査
予想は上回っているものの節目である50は7か月連続で割っている。
▪ 日本 貸出動向 (前年比)
予想に一致。金利上昇に伴い鈍化傾向か。
▪ 日本 鉱工業生産 (前月比)
堅調。
▪ 日本 設備稼働率 (前月比)
過去2年で最も伸長。前月の反動もあるだろうが。
▪ 日本第三次産業活動指数
しっかりしている。
▪ 日本 経常収支(季節調整前)
予想を下回り、前回も下回る。
▪ まとめ
企業物価指数は堅調と言える。鉱工業生産や設備稼働率、第三次産業活動指数から見る製造業、非製造業ともに落ち着いている。
貸出動向の鈍化はやはり利上げの影響で前年からの増加率は鈍化している。
倒産件数が増えている今、日本企業の業績にどこまで影響が出るのか注目したい。
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